第2話

隣村の事件。
245
2022/01/09 12:45
センラside
朝日が窓から差し込み、俺の顔を照らす。
センラ
ん…ッ
寝返りを打つと、隣に寝ていた赤髪の上に乗り上げてしまった。
坂田
ぐえっ!?
センラ
おわっ!
ガタガタガタンッ!
センラ
いってぇ…
坂田
いてて…
おい!ただでさえ腰いてーのに最悪な目覚めさせやがって!
センラ
ごめんて〜
わかる人(?)にはわかると思うが、俺は坂田と恋人同士だ。
そして昨日の夜俺はこいつを抱いていた。
センラ
坂田〜。許して?な?
坂田
(-ω-´  )フンッ!
センラ
なぁに〜?坂田、恋人のこと朝から無視〜?
坂田
…無視はちゃう、でも痛かった。
センラ
それはごめんってば。な?
こちらを見ている坂田の頭をそっと撫で、後頭部をぐいっと俺の方へ引き寄せた。
坂田
ッ!////
センラ
何したら許してくれる?
坂田
…////
キス、してくれたら許す…
センラ
そんなんでええの?
坂田
うん…
センラ
わかった
俺は坂田の唇へそっとキスをおとした。
坂田
へへ…////
センラ
ふふ…おはよう、坂田。
坂田
おはよ、センラ。





カンカンカンカンカン
センラ
ッヤバッ!今日緊急集会やったやん!!!!
坂田
あ!確かにそうやん!
やばいやばい急げー!
急いで着替えて鐘がなった方へ走った。
まふまふ
あ、やっと来ました!
彼はまふまふ、この村の霊媒師だ。
まふまふ
全く…緊急集会は大事な連絡なんだから遅刻しないでくださいよ!
坂田
ごめんて〜。で?なんの連絡?
まふまふ
もうすぐ村長が…あ!来ました!
村長
え〜急に集まってもらって申し訳ない。
実は、隣村で人狼・・が出て、村人の3分の2が殺されたらしい。
センラ
え!?
坂田
怖…
キュッ、と坂田がセンラの服を掴む。
村長
もしかしたらこの村にもでる可能性があるから、夜中の戸締りは厳重にして欲しい。
村人一同『わかりました』
集会が終わった後、俺は坂田の肩を抱き寄せながら家に帰った。
坂田
…怖い、ね
センラ
そうやな…
坂田
うちの村には来ないで欲しいよね。
センラ
まぁそうなったとしても、俺が坂田のこと守ったる。
坂田
え…
センラ
当然やろ?坂田は俺の恋人なんやから。
坂田
そやね(ニコッ)
(あ〜もう可愛いほんとに)←キャラ崩壊中
センラ
でも念の為、戸締りはしっかりしような。
坂田
うん
家に戻ると、すぐに窓などに鍵をかけ、就寝する時はドアにも鍵をかけ、プラスして家具をドアに立てかけた
坂田
そんな厳重にするの?
センラ
備えあれば憂いなし、やろ?
坂田
さっすが〜
坂田の可愛さにもう心臓が張り裂けそうだったが、必死に押さえ込んでその日は何もせず、坂田と共に就寝した。











その翌朝、事件は起きたんだ。

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