前の話
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北野 「あなた、あなた 起きて、もう時間 」
あなた「ん、、」
北野 「おはよ、あなた」
あなた「おはようございます。北野さん」
まだ梅雨明けしていない どんより雲の中
私を乗せたワゴン車が都会の真ん中を走っていく
私はまだ駆け出しのシンガーソングライター。
一昨年地元で行われたオーディションに合格して
昨年上京してきた。
最近は若い世代から認知されるようになってきたし
初めてCMにも出演させて頂くことが決まっている。
北野 「今日は社長から、勧められたオーディション受けて欲しいんだけど、いい?」
あなた「はい、分かりました」
オーディション会場に着くと、北野さんから渡される紙
あなた「ドラマオーディション、、!?」
あなた「北野さん、!歌のオーディションじゃないんですか?」
北野 「そうみたいね、歌手を目指す女の子がヒロインの物語らしくて、だからいくら演技が上手くても歌が上手くないと受からないでしょ?あなたは飲み込みも早いから1度やってみないかって、社長に言われたのよ」
あなた「そうですか…」
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皆さん!はじめまして!
七瀬 と言います。
これから ″ 日向のほうへ ″ の連載をスタートさせていただきます
半年くらい前なのですが、まかろん という名前で小説を書かせて頂いておりました。
ではこれから よろしくお願いします!
以上 七瀬でした ーー!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!