どうしてこんな事になってしまったんだろう
お母さん達が死ななければ
こんな事にならなかったのかな
産まれてこなければこんな事にならなかったのかな
どうしてこんな事になったの?
やっぱり私はここにいちゃいけないんだ
目を覚ますとジミンさんが心配そうに私を見た
どうして?
心配したいのは私なのに
どうしてあなたがそんな目で私を見るの?
そう私に笑いかけている
ジミンさんの顔は少し引きつっていた
バタン!と大きな音をたてて
扉が開いた
ぞろぞろと楽屋にいた人達が
私がいる部屋に集まった
テヒョンさんが泣きながら
私に抱きついた
さっきみたいな呼吸困難はなくて
普通にいれた
何で…?
どうして発作が起きないの…?
何でよ…
ジミンさんだけ否定してるみたいじゃない…
テヒョンさんはゆっくりと体を離した
四次元発揮しました
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。