入院してから3日が経った
それから、ジミンさんとオッパが
看病の担当になったらしい
テヒョンさんが1番に手を挙げたらしいが
ジョングクさんがそれを止めたそう
そりゃそうだろう
空気も読めないし
あんだけうるさければいつか
出入り禁止になってしまう
それはそれで困る
会えなくなるから
テヒョンさんに会えなくなるのは
私にとって1つの楽しみが消えるということ
それはそれで辛いけど
あの人はとにかく空気が読めない
だけど、それもテヒョンさんのいい所
私が窓の方をずっと見ていると
今日も1日病室が賑やかになるだろうな〜。
そう楽しみな気持ちがありつつもジョングクさんと話していると
見知らぬ男性が私の病室へと入ってきた
見覚えのある顔だが思い出せなかった
私はこの時、ある事に気づいた
お父さんに
"友人"なんていない
という事はこの人は…
ジソンさんはわざわざ美味しそうな果物と
手作りのケーキを持ってきてくれた
ジソンさんが果物を切ってる間
ジョングクさんはずっとジソンさんを
睨んでいるかのように見ていた
きっと何かに気づいたのだろう
そうジンさんが言うと
冷たい風が吹いたかのように
病室が寒くなった
この人
やっぱり変だ_________
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。