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第43話

episode43
1,598
2018/05/09 08:05
ジニョン
ヌナ…いつまでそうしてるんですかー
ジソン
え、まさか泣いてる?
○○
いや、泣いてないです!
ジソン
じゃあ顔上げてよ…
○○
い、今はだめです!
ずっとクッションで顔を隠しながら2人と会話する。今の自分は絶対に爆発しそうなほど顔が赤いと思うし、見られたくないし。恥ずかしいし……とにかく、この場から逃げたい一心だった。
ダニエル
あれ、ヒョン達なにしてるの?
そこに来たのは1番厄介かもしれないダニエルだった。最悪だ、この状況にダニエルまで来たら私はもう爆発してしまう。
ジニョン
二エリヒョン。今来ちゃったんですか
ダニエル
え、何その言い方。うん今来たけど
ジソン
今ダニエルは厄介だなぁ
ダニエル
え?!なんで!!
○○
……ダニエルは厄介
ジソン
ほらあなたちゃんも言ってる
ダニエル
酷! どういう状況…?
ソンウ
あれー、なんか集まってる
ジニョン
さらに厄介なのが来ましたけど、
ジソン
ありゃりゃ…
ソンウ
え、あなた泣いてんの?
○○
泣いてない!
ダニエル
じゃあなんでさっきから顔隠してるの?
○○
なんでもない
ソンウ
嘘でしょ
○○
ほんと
ダニエル
嘘だわ
○○
うるさい
ジソン
…とりあえず、そっとしておこう。無理やりクッション取り上げてもあなたちゃんが可哀想
ジニョン
そうですね。
ソンウ
やー、なにがあったんだよー
ジソン
いいからいいからー!ほらみんな出てった出てった。あなたちゃんも落ち着いたら部屋に戻りなね
○○
……ありがとうございます、
ジソン
いいんだよ。
ダニエル
なんかジソンイヒョンだけ…
ジソン
うるさいー。ほらいくよー
ジソンさんが誰かの背中を叩きながら部屋を出ていく。
私はみんながいなくなったのを確認して、すぐ立ち上がって別の扉から部屋に戻ることにした。今は誰にも会いたくない。こんな顔見られたくないし…
しばらく廊下を歩いていると、奥の方に見える人影。それを見つけた瞬間咄嗟に顔を下げてバレないようにした。
だんだんと近づく人影に来ないで来ないでと必死に唱えた。
ソンウン
……あなた?
声をかけてきたのはソンウンさんだった。
○○
あ、どうも……
私は下を向いて前髪の隙間からソンウンさんを見ながら不自然な挨拶をする。
それを見て不審そうにソンウンさん顔をしかめる。
ソンウン
なんかあった?
○○
いや、大丈夫です
ソンウン
そう。
意外とすんなり納得してくれる。
ソンウン
それ、怖いからやめて。
私の様子に苦笑いで言った。
あ、そうだよね。こんなの気持ち悪いし怖いよね。私は急いで元の体制に戻ってソンウンさんを見る。
○○
あ、ごめんなさい
ソンウン
いや、理由があるならいいんだけど
○○
大丈夫です…
ソンウン
…顔真っ赤なのになにが大丈夫なの
○○
いや、えっと…
ソンウン
そうやって誤魔化すのやめなよ、あなた嘘下手だからすぐ分かるし。
○○
……すみません
ソンウン
謝るのもいらない。なに、熱でもあるの?
○○
そういうわけじゃないんですけど
ソンウン
…あと敬語もいらない
○○
え、それはだめですよ
ソンウン
だめじゃない。
○○
年上ですし…
ソンウン
じゃあ年上からの命令。敬語はやめて
○○
……はい
ソンウン
はい?
○○
……うん
ソンウン
それでよし
ソンウンさんは満足そうに笑う。
意外とサバサバしてる人なんだな…1番優しそうだったのに。
ソンウン
…体調悪いわけじゃないなら、俺の部屋くる?
○○
え、なんで?
ソンウン
紅茶とかお菓子でも食べながら話そうかなって。どう?
○○
行きたい!
ソンウン
言うと思った。行こう
ソンウンさんはひらひらと手招きをすると、そのまま歩き出す。私はお茶しながらお話とか楽しそうだな……とルンルンしながらソンウンさんの後ろについて行った。

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