第38話

告白
1,079
2018/04/26 17:31
ジフン
ヌーナ
○○
あ、ジフンくん
少し一人で考えたいからと残った広間。
私がぼーっとソファに座ってる時、話しかけてきたのはジフンくんだった。
ジフン
何考えてるの?一人で
○○
ちょっと…ね
ジフン
さっき話したこと?
○○
うん、
ジフン
…もしかして、ここに居ていいのか悩んでるの?
○○
え、なんで…
ジフン
分かるよー。ヌナの顔にそう書いてある
そう自慢げに話すジフンくん
そんなジフンくんの顔を見て、また少し不安になる。ジフンくんのことも傷つけてしまうかもしれない。私のせいで、無意識に…
○○
私のそばにいると危ないんじゃないかな、
ジフン
…どうして?
○○
だって、私はみんなの力を無意識に引き出しちゃうって…。それって、私のせいで誰かを傷つけちゃうかもってことでしょ? そんなのやだ
ソンウだってあんなに取り乱して私に謝ってきて。ずっと我慢してたのに、誰かを傷つけてしまうってどんな気持ちだったか。
○○
私がいるとみんなが危険にさらされちゃうかもしれない……だから…
ジフン
ヌナ
○○
…?
ジフンくんに呼ばれてその方を見ると、頬を両手でふわっと包まれてジフンくんと目が合う。
ジフン
ヌナは自分を責めすぎだよ。何も悪いことなんてない
○○
でもほんとのことだよ、
ジフン
それでも、俺はヌナのそばにいたいって思うよ…? それはきっとヒョン達も一緒だと思うから。ね?だから。ヌナは悪いことなんて何も無い
○○
………ありがとう
そんなこと言うから泣きそうになって俯こうとしたけど、ジフンくんは私の顔を自分の方に向ける。私は慌てて目を逸らしてもジフンくんは私の目を追いかけて目が合うようにしてくる。
○○
ね、ジフンくん…
ジフン
なーに?
○○
あんまり見られてもちょっと……
ジフン
だってヌナ泣きそうなんだもん。
○○
だから見ないでよ
ジフン
ヌナが泣かないように見てるの
○○
なんでよー、
ジフン
ヌナが可愛いからー
○○
っ、そんなのいいから…
ジフン
ねぇヌナ
○○
……なに?
ジフン
俺今、すっごくヌナに惹かれてる
○○
え、?
ジフン
なんか、ヌナのこと見てるとドキドキするし俺のにしたいって思う…ヌナの力関係なしに
○○
何言ってるの…
ジフン
ごめんねヌナ、ちょっとだけ……じっとしてて
そう言うと、ジフンくんは私を引き寄せて抱きしめた。ふわっと香るジフンくんの匂い。
その香りに力が抜けて少し目眩がした時、首筋に一瞬痛みが走る。
○○
った….
私がそう呟くと、ジフンくんは私の首から少し口を離して傷跡を舐める。じわじわと感じる痛みが次第になくなっていき、ジフンくんは顔を起こして私を見つめた。
ジフン
……ヌナの血…すごく美味しい…
○○
ジフンくん、ごめん、私のせいで血なんて…
ジフン
これは俺が俺の意思でやったことだよ
○○
ジフンくんの意思で…?
ジフン
確かに…血が吸いたくなるんだ。でも、俺が吸いたいって思うのは好きな人だから。
○○
ジフン
俺はヌナが好きだよ。1人の女として、ヌナが好き
突然すぎる告白に、私は何も答えられずに固まるだけ。私を上目遣いで見つめながらジフンくんは微笑む。
ジフン
……そんな困った顔しないで?ヌナが好きなんて思ってないことわかってる。でも俺、ちゃんと惚れさせるから
○○
ジフンくん…
ジフン
急にこんなことしてごめんね。
でも今度からちゃんとアタックするから…気をつけてね?
ジフンくんは悪戯に笑って私の額に口付けると、立ち上がって私の頭を撫でた。
ジフン
じゃ、またね。ヌ〜ナ
人間でいえば私より全然年下なのに。してやられた。私は今も心臓がバクバクとうるさいし、告白された驚きがまだまだ抜けないし。
あんな可愛い顔で女の子みたいって思ってたのに。私を見る目は完全に男そのもので見くびっちゃダメだと思った。

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