第33話

大きな勘違い
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2018/04/19 17:29
ぱっと目が覚めると私はまだウジンくんの腕の中にいた。あ、あのまま寝ちゃってたんだ。
ウジンくんは目を瞑ったまま動かないから、寝てるのかな?でも寝ないって言ってたよね…
そう考えながら見ていると、パチっとウジンくんの目が開いた。
○○
あ、おはよう
ウジン
…おはようヌナ
○○
あれ、いま何時?
ウジン
えっと…8時くらい?
○○
8時?結構早く起きれた〜
私はあくびをしながらぐーっと伸びをしてまたウジンくんの方を見る。
そういえば、私が寝てる間ずっと腕枕してくれてたんだ。
○○
ウジンくん、手大丈夫?痛くない?
ウジン
痛くないよ、大丈夫
○○
でもずっと同じ体制だったでしょ?
ウジン
ヌナだから平気
○○
ええ…なにそれ?
私なら平気って。よく分からないな、と笑うとウジンくんもつられたように微笑んだ。
そろそろ起きないと。みんな朝ごはん食べるよね。そう思って起きようとしたらウジンくんに手を引っ張られてまたベッドに倒される。
○○
え、ちょ、ウジンくん
どうしたの?そう聞こうとした瞬間、ウジンくんに腕を回されて抱きしめられる。
なにこれ、どういう状況?
○○
ウジンくん…?
ウジン
…ちょっとだけ。こうさせて
私はわけもわからず動けぬまま、ウジンくんに抱きしめられたその体を預けるしかできない。
……どうしたらいいんだろう。抱き締め返したらいいのかな。でもそんなことする勇気もなく、ただただウジンくんの胸に顔を埋めた。
ウジン
ヌナ。
○○
……ん?
ウジン
こうされても嫌がらないのって、なんで?
○○
え?なんでって言われても…
ウジン
気にしてないから?
ウジン
……それとも、期待していいの?
○○
…え?
そう言われてウジンくんの方を見ると、真剣な眼差しで私を見つめる目と目が合う。私はその瞳から目が離せなくて、吸い込まれそうになる。

そんなこと急に言われても…さらに困る。
ウジン
ヌナ、俺……
ジフン
ウジナー!!!
ウジン
っ!
○○
?!
ウジンくんが何か言いかけた時、勢いよく開かれた扉。びっくりして見るとそこにはジフンくんが立っていた。

ジフンくんは私とウジンくんを見ると、目を見開いてあからさまに驚いていた。
ジフン
え、え?ウジン、ヌナ、
ウジン
ち、ちがう!
ウジンくんはばっと私を離し、ベッドから飛び起きる。その顔はすごく焦ってて真っ赤になっていた。
ジフン
2人で何してんの!てかなんでウジンの部屋にヌナがいるの?!
状況が把握できなくて大混乱のジフンくんに、顔を真っ赤にしながらあたふたする大混乱のウジンくん。その2人に挟まれた1番の巻き込み事故被害者の私も大混乱。
ジフン
ウジナ、お前まさかヌナに手出しt…
ウジン
ジフンやめろ!!違う!!
ジフン
だって今の状況的にもうそれしか考えられない!
ウジン
他にも考えろ!
ジフン
いや無理でしょ!なに、途中だったの?!これからだったの?!
ウジン
それも違うから!
二人とも興奮してギャーギャー言い合いをはじめる。
○○
あの、二人とも…
ジフン
ヌナ!!本当は何してたの!!
○○
いや、本当に何も無いよ!
ウジン
ほらヌナだって言ってる!
ジフン
言わせてるんでしょ!?
ダニエル
朝から何騒いでんだよー、うるさいよ
ソンウ
俺らの部屋の方まで聞こえてるけど。何があったの?
こんな大混乱な時にダニエルとソンウまできちゃったらさらに大混乱だよ…もうどうしよう…
ジフン
ヒョン!ウジンとヌナが怪しい!俺が入ったら抱き合ってたんだよ?!
ソンウ
は?!それほんと?
ダニエル
え、まってウジナ。そこまで積極的だったの?
…もうだめだ。私とウジンくんにはこの3人は止められない。ウジンくんももう諦めたようにため息をついて頭を抱えていた。

ウジンくん、私にもお手上げだよ。

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