第39話

嫉妬
1,034
2018/05/02 12:45
ジフンくんに噛まれたところを触る。やっぱりすぐ痛みも引いて何事も無かったかのように傷跡もなくなっていた。それでも残るジフンくんの感覚。
突然あんなこと言われたって、どうする事も出来ない。答えも出せなければなにか別の対処ができる訳でもない。混乱する。
あんなこと言われたの初めてだから。

ここじゃ落ち着かないし、そろそろ部屋に戻ろうかな…。
そう思って立ち上がると、急に目の前に現れる影。
クァンリン
……ヌナ
○○
クァンリンくんっ!
見上げるとクァンリンくんの顔が見えて声が大きくなる。久しぶりにこうやって会ったというのと、びっくりしたのが混ざった。
(⚠︎色が一緒なので見にくい場合があります)
○○
なんか久しぶりだね、どうしたの?
クァンリン
久しぶりです。…さっきジフニヒョンと一緒にいましたよね
○○
あ、うん…そうだけど
クァンリン
……あんまりジフニヒョンの近くに行かないでください
○○
え?なんで?
クァンリン
ジフニヒョンはなにかと積極的なので。ヌナは流されちゃうから危ないです
…もしかしてさっきの見られてた?
○○
クァンリンくん、さっきの…
クァンリン
ヌナ、抵抗しないとダメです
やっぱり見られてた。
クァンリンくんは心配そうに私をみて言う。あんなところ見られてたなんてすごい恥ずかしいけど…心配してくれてるなら。
○○
…ごめんね、ありがとう
クァンリン
……はい。
すると何故かクァンリンくんは私の頭に手を置いて、真顔で無言のまま撫でる。
年下に何やられてるんだろう、私。
○○
…クァンリンくんどうしたの?
少し笑いながら聞くと、クァンリンくんも少し微笑んだ。
クァンリン
ジソンイヒョンの真似です。
○○
ふふ、なにそれ
クァンリン
…ヌナ
○○
ん?
クァンリン
誰にも染まらないでください。ずっとヌナは、誰のものにもならないでくださいね。
○○
どういうこと、?
クァンリン
……
クァンリンくんは私から目をそらすと、クァンリンくんは手を頭から髪へと移動させて私の髪を撫でるように触った。
○○
クァンリンくん…?
クァンリン
僕に触られるの、嫌ですか
○○
え、えっと。嫌じゃないよ?
クァンリン
ヌナは誰に触られるのが嬉しいですか
○○
そう言われても……
クァンリン
僕は不安です。ヌナ。
しばらく私の髪を撫でたあと、静かに手を離して少し距離を置いたクァンリンくん。
クァンリン
……僕はヌナが嫌がらないからって手は出しません。でも、我慢できない時もあるかもしれないです、だから…
○○
……
クァンリン
なんでもないです…
○○
え、
クァンリン
僕、部屋に戻ります。
○○
あ、え、クァンリンくん!
呼び止めてもクァンリンくんは振り返らず早歩きで去っていった。
○○
…どうしたの…みんなして。

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