第36話
# 35
『 …… 』
「 あなた、 」
『 、? 』
「 おいで 」
最近、外に出せてあげられてないのもあって少し退屈そうなあなた
『 (膝の上座る) 』
「 …少し出掛けるか 」
『 いー、の? 』
「 いーよ、どこ行きたい? 」
『 う、み 』
「 海、ね 」
『 …だ、め? 』
「 ちょっと待ってね 」
たぶんこれからもっと、家にいる時間が長くなるだろうから
「 樹、プライベートビーチ貸しきって 」
樹「 分かりました。あと何かありますか? 」
「 じゃあ、後は… 」
『 …、? 』
海
『 う、み…! 』
「 あんま遠く行くなよ笑 」
ついた途端に走っていったあなた。
やっぱり退屈してたんだな
「 あなた、手出してみ 」
『 (手出す) 』
「 海触ってみな 」
『 き、もち…い 』
「 ん、良かった笑 」
『 あなた、ここに住んでる生き物見に行くか 』
『 い、きもの…、? 』
「 おいで、 」
水族館
『 こ、こ…なに? 』
「 海に住んでる魚を見る所 」
?「 よ、 」
「 あ、菊池 」
菊池「 水族館貸してくれってビビったわw 」
「 しばらく家で退屈してたから 」
菊池「 あなたちゃん久しぶりw 」
『 (コク) 』
「 お前んとこ会社もあるから 」
菊池「 まァ、ご自由にどーぞ 」
「 ん、あなた行こっか 」
『 け、と…いき、もの…うごいてる…! 』
「 これ魚っていう生き物、あれがね… 」
入り口
『 zz… 』
菊池「 楽しめたみたいで良かったわ笑 」
「 ん、助かったわ 」
菊池「 まだ狙われてんだろ? 」
「 らしいな、だから様子見で外出さないようにはしてんだけど 」
菊池「 しばらく海外出張いけねーか 」
「 また海の時みたいになんかあったら嫌だからな 」
菊池「 ん、またどっか行きたいってなったら言って笑 」
「 ん、ありがと。じゃあまたな 」
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