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第57話

昏睡状態
レイside
それから1ヶ月経った
未だにあなたは目覚めない
医者は問題ないと言っているが、流石におかしすぎる
しかし顔色も問題ないし、本当に異常は見られない
俺はいつものようにあなたに会いに行く
ガラガラ…
扉を開けて病室に入る
ベッドに近付くと相変わらずあなたは眠っている
長いまつ毛が伏せられ、日の光が真っ白な肌を照らす
俺はベッド脇の椅子に座る
レイ
レイ
…もうすぐ4月だな。俺達も2年になるぞ
窓の外の桜の木を見ながらぽつりぽつり話し始める
木の枝には桜のつぼみが膨らんでいる
もうずっと聞いていない
可愛らしい声も
ずっと見ていない
表情がコロコロ変わって…
弾けるような笑顔が
宝石みたいに輝く涙も
いちごみたいに真っ赤に染まる頬も
レイ
レイ
いつまで寝てんだよ…ねぼすけ
俺は布団に頭を沈める
早く起きてまた笑ってくれ
怖い
このままずっと起きなかったら…
レイ
レイ
約束したじゃないか…
『ずっと一緒に居てね』
泣きそうな笑顔で小指を差し出すあなたが今でも鮮明に思い出せる
俺はさらに細くなったあなたの小指を自身の小指と絡ませる
レイ
レイ
このまま起きなかったら許さねーからな
固く握ってから俺は病室を後にした










今回短くてすみません!