第38話

まさか、
657
2019/03/14 12:56







『おっぱ、おっぱぁぁっ、』








そう、小さな声で呟く女の人。









…いやまさかね、








注文を終えて、コーヒーを片手にどこに座ろうか迷ってたけど、やっぱりあの人が気になって、少し空間が空いた隣の椅子に座った。













『ユンギおっぱ、っ、会いたいよ、ごめん、会いたい、』











まさか、








you
you
す、すみません、


勇気を振り絞って話しかける。


すると彼女は悲しそうな顔で


ユンギ_元カノ
ユンギ_元カノ
ごめんなさい、うるさかったですよね
you
you
いえ、違うんです、
ユンギ_元カノ
ユンギ_元カノ
…え?
you
you
あなたが探してる人、ミンユンギ…って言う人じゃないですか?


私はジフナと3人で出かけた時に撮った写真を見せる。


ユンギ_元カノ
ユンギ_元カノ
はっ、そ、そうです、!その人です、!








良かった、すぐ見つけられた、









you
you
来てください、ユンギおっぱの所に連れてきますから!
ユンギ_元カノ
ユンギ_元カノ
ありがとうございますっ、




彼女の頬は涙で溢れていた。




you
you
泣かないでください〜ㅋㅋ
これ使ってください!



私はハンカチを差し出した。



ユンギ_元カノ
ユンギ_元カノ
ありがとうございます、



────



you
you
さ、行きましょ!
ユンギ_元カノ
ユンギ_元カノ
あの、あなたはおっぱとどういうご関係で、?


まぁ、そりゃあ気になるだろう。


you
you
私の幼馴染のお兄ちゃんですかね?
まぁ、好きだったんですけど…


つい喋ってしまった。


ユンギ_元カノ
ユンギ_元カノ
え、それは申し訳ないです、
you
you
全然!
ユンギおっぱが元カノが夢に出てきて眠れなくて、後悔してて、会いたいっていつも言ってて相当素敵な人なんだなーって。
適わないし、もう1回やり直して欲しいって思うようになって笑笑
ユンギ_元カノ
ユンギ_元カノ
…そうだったんですか、
ありがとうございます、
あ、名前は…
you
you
セリです!年下なのでタメで大丈夫ですよ!
ユンギ_元カノ
ユンギ_元カノ
あ、私はソヨンです。
じゃなくてソヨン。
私もタメ語がいいかな、?
その、あの、よろしく…


顔を赤らめながら手を出してくる。





私は握り返して

“ソヨニオンニよろしくね!”

と返す。

































その瞬間、初めてオンニの笑顔が見れた。

プリ小説オーディオドラマ