私、個性把握テストで自分では納得できない結果だったのが悔しくて…
相澤先生に個性の練習がしたいって強引に頼んで
放課後だけ練習場所使っていいって許可をもらって一人で練習してたんだけど…
今はどれだけ、命中させられるかとか薬の効き目とか自分で確かめたりをしていたら…
爆豪「おい…、何してんだよ…」
あなた「爆豪くん…、えと、特訓?かな…」
爆豪くんは過呼吸で迷惑かけたのでちょっと気まずい…(←詳しくは12話を)
爆豪「何の練習だ…?」
あなた「えと…、どのくらい人に当てられるか…とかいろいろだよ」
爆豪「……………」
え…、聞いといて無反応は…つらいな…
爆豪「………俺も付き合う……」
あなた「えっ!?」
爆豪「ンだよ…わりーかよ!!」
あなた「嫌…そんなことないけど…」
練習見られるのちょっとやだな…
気にしないでがんばろ…
私は前、ヤオモモちゃんに作ってもらった弓矢で的あての練習を開始した…
バンッ!!(的に当てた音)
今はいろんな場所に的あてをかけて、どんな場所からでも当てられるように特訓をしている…
あなた「ハァ、ハァ、」
ヤバイ疲れた…
爆豪「オイ…」
あなた「ん?」
爆豪「お前ムダな動き多い…」
あなた「へっ?」
爆豪「後、体力がねえ…」
あなた「なるほど…」
というようなことがあってそれからずっと練習に付き合ってもらってる…
ちなみに名前呼びになったのは向こうが「お前の爆豪くん呼び気持ちわりーからヤメロ」って急に言われて
「じゃあ爆豪って呼ぶ」って言ったら「勝己の方が呼びやすいだろ………」ってそっぽを向いて言ってきたから
あなた「勝己…」
って言ったら…
爆豪「……そっちのほうがいいわ…」
そう言った表情が少し嬉しそうで不意にも可愛いと思ってしまった…
爆豪「ンだよ!!こっち見んなや!!」
やっぱりさっきの言葉取り消す…
あなた「…じゃあ…わたしのこともちゃんと名前で呼んでよ…」
爆豪「ンで俺が呼ばなきゃなんねぇンだよ…」
あなた「だっていつも毒女って言うじゃん…」
爆豪「俺はいいんだよ…」
さすがの私もそれは不平等だって思って
あなた「じゃあ私、爆発頭って呼ぶ…」
爆豪「ンでだよ!!」
あなた「いいじゃん別に…」
毒味ぐらい呼んでくれてもいいと思うんだけどな…
爆豪「オイ!毒女!」
あなた「どうしたの…?爆発頭くんニコ」
爆豪「チッ」
私は折れる気にはならなかったからそのまま放置して歩いていった…
そしたら…
爆豪「あなた!」
あなた「バッ(振り向いた)//」
私が振り向くと手で顔を隠していた
爆豪「//」
あなた「なんだ…、呼べるじゃん…ニコ
私の名前忘れられてるかと思ったよ…」
爆豪「忘れるわけねぇだろ…」
あなた「ん?何かいった?」
爆豪「なんでもねぇわ…」
あなた「やばっ、授業はじまるじゃん!早く行こ!勝己ニコ」
爆豪「わーったよ//」
みたいなことがあった…
ちなみに勝己に名字じゃなくて下の名前で呼ばれたけど…
私、初めて男の子に下の名前で呼ばれて少しときめいたのは私だけの秘密…
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。