ここまで、1000万を取られずに競技を終えるとは思っていなかった。
だから、ここらへんで獲られようとされそうなのは私達は想定内だった。
常闇「もう少々終盤で相対すると思ってはいたが…、随分買われたな毒味、緑谷…、」
緑谷「時間は半分!足は止めない!仕掛けてくるのは…、
一組だけじゃない!!」
緑谷君がそう言った次の瞬間…、
ビリビリ!!!!!
上鳴君の個性の無差別放電によりでほとんどの人が動かなくなった。
そして、それを狙ったのか轟くんの半冷の個性により、体が動かなくなってしまった人もいて、はちまきを獲っていった……。
私達はギリギリ避けることができた。
だが、
麗日「強すぎるよ!逃げ切れへん!!」
常闇「牽制する!」
常闇君が牽制して、轟くんに攻撃を仕掛けたが、百々ちゃんの創造により、防御されてしまった…。
常闇「創造………、厄介すぎる…!
だが、それ以上に上鳴だ…。
あの程度の装甲、太陽光ならば破られていた…。」
あなた「そうか…!上鳴くんの電光…!」
緑谷「攻撃力低下…それ向こうには知られてないよね…?」
常闇「ああ…、USJのときに口田に話したのみだ…。」
緑谷「しられてないなら…牽制になる……!!
毒味さん…!」
あなた「うん…!緑谷君の指示に従う…!ここまで来たんだ…、こんなとこで終わりたくない…!!」
さあ…、轟くんどう来る……?
〜轟side〜
クソっ…、
あなた「ふぅ……、」
緑谷たちの動きや毒味の反射神経により、俺がはちまきを獲ろうとすると避けるという、のがずっと続いている。
マイク「すごいぞ…!毒味チーム絶対絶命のピンチの中5分間逃げ切ってるぞ!!」
、
飯田「皆…、俺は一分間つかえなくなる…。」
??何を言っているんだ…、飯田…。
飯田「獲れよ!!轟くん!!」
飯田が今までで見たことないスピードで毒味が付けている1000万ポイントを獲ることができた…。
あなた「くっそっ!!!!!!」
麗日(今まで見たことない…、あなたちゃん口悪くなってる…!?)
すごいな飯田…、
そんなこと思っていた…、だが、次の瞬間……、
緑谷/麗日「うおおおおおお!!!!」
緑谷たちが俺たちの方へ向かってきて…、
ゾクッ…
毒味が構えて俺から獲ろうとしてるのにビビってしまった…。
殺気あって…、いつもの毒味じゃないように感じた…。
絶対に使わないと言っていたのに…、咄嗟に火の個性を出していた…。
〜あなたside〜
飯田くんの見たことないスピードで1000万ポイントを取られてしまった…。
あなた「チッ!!」
避けることができなかった自分が悔しかった…。
あなた「追って!!!!」
常闇「だか…、他のチームのポイントを獲っていったほうが堅実では…!」
そうかもしれないけど……、
あなた「いいから!!お願い!!」
緑谷/麗日「よっしゃ!追いかけよう!!!」
緑谷君…、お茶子ちゃん……!
___________
??「______さあ殺せ、」
頭の中でそんな声が聞こえた…。
その時の私は我を失っていて…、轟くんを殺そうと首を狙っていた…。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。