相澤「おい毒味、」
あなた「はい…?」
相澤「放課後から個性把握テストを行うから校庭で待ってろ…」
あなた「わかりました…」
相澤「着替えとかは女子に場所教えてもらえ」
あなた「はい…」
〜着替え中〜
ちなみにジロちゃんといます、(他の女子は先に帰った…)
あなた「個性把握テストってどんなのがあるの?」
耳郎「50メートル走とかボール投げとか…、体力テストに個性を使ってもいいって感じかな、」
あなた「そうなんだ…」
耳郎「がんばって!あなた!」
今…、
あなた「呼び捨てで呼んでくれた…?」
耳郎「もしかして…、嫌だった…?」
あなた「全然!むしろうれしかった…、」
耳郎「よかった…!てか、早く行かないと相澤先生怒られるよ!」
あなた「わかった…!」
相澤「ぎりぎりだったな…、」
あなた「すいません…」
相澤「まあいい、はじめるぞ…」
結果…クラスで10位だった…
自分の個性で挑戦できるのがボール投げとかしか使えなかったからあんまり自分で納得のいく結果ではなかった…
相澤「………お前の個性は攻撃型ではないからサポートとかばあさんとかの役割の方が向いてるかもしれないな…」
あなた「………でも、ちゃんと人を助けられるようになりたいです…」
相澤「いい心がけだな…ニコ、お前ならきっとなれる…、」
優しく微笑んでくれた先生に胸がキューって締め付けられるような感覚がした…
相澤「これで終わりだ、帰っていいぞ
あ、これ渡しとく…」
あなた「……?」
渡されたのは鍵だった…
相澤「渡すの遅くなってすまない…使い方わかるか…?」
あなた「多分…大丈夫です…」
相澤「そうか…、暗くなる前にさっさと帰れよ」
あなた「はい…!」
そういえばジロちゃんが待ってくれてる…
早く戻ろっ、
私は走って教室へ向かい、ジロちゃんと途中まで一緒に帰った…
___________________
next
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!