ミッドナイト「あら、あなた達みんな毒味を連れてきたのね♡♡」
ミッドナイト先生……そんなニヤニヤした目で見ないでくださいよ………
周りの人「え、何あの子?イケメンたちに連れてかれてるんだけど…」
周りの人「超羨ましいんだけど!」
ああ、周りの目が痛すぎる…。
上鳴「このお題だったら、あなたちゃんしかいないっしょ!」
切島「俺も!」
瀬呂「だな…!」
爆豪「…………」
でも、四人とも私を選んでくれたけど、どんなお題だったんだろう…。
ミッドナイト「さあ、お題を一人一人見しなさい!」
上鳴「じゃあ、俺から!お題は……!
美人!!」
ええ!!?
あなた「待って、待って、それお題にあってないって!!」
どうしよう…、失格になっちゃったら…、
上鳴「やっぱ俺は、あなたちゃんが転校してきたときから可愛い子だなっておもってたし、それにふいに笑った顔がめちゃくちゃ可愛い♡まあ、女の子はみんな可愛いけどね!キラン」
なんか前半の言葉は嬉しかったけど、最後のチャラい発言で冷めた。
上鳴「あなたちゃん、そんな目で見ないでよぉぉ(泣)」
ミッドナイト「いいわ!!クリア!」
ええ、クリアでいいの!?(←上鳴は無視)
切島「じゃあ、次は俺な!お題は…
転校生!」
まあ、それはそうだ…。
周りの人「私も転校すればよかったー!」
そんなこと大声で言っちゃだめじゃない…?
瀬呂「俺は、
紫髪の子!」
おお、それは確かに私だ…。
周りの人「紫に染めてくればよかった。」
お題を言われると、何かと周りの人に言われるな…。
ああ…、目立ってる…。
ミッドナイト「ふたりとも、オッケーよ!
じゃあ、最後は爆豪くんね!」
勝己は少しの間だまりこんでいた。
……、どうしたんだろう…。
次の瞬間、
ミッドナイト先生に紙を渡した…。
上鳴くんたちみたいにお題を言うわけではなかった。
ミッドナイト先生になにか言っているみたいで、聞き取れなかった。
ミッドナイト先生は紙を見るなり私を見て、またまた、ニヤニヤこちらを見てきた…。
さっきよりもすごく笑顔な気がする…。
ミッドナイト「よし、!みんな合格!!じゃあ次は、大トリの男女混合400メートルリレーいくわよ!!」
周りの人「ええ、爆豪くんのお題ってなんだったんですか!?」
ミッドナイト「それは………、ひ、み、つ♡バキューン」
ウィンクかまわして見ていた人たちは心やられていた。
あなた「結局、お題って何だったの?」
爆豪「ぜってぇ、お前には言わねぇ…。」
あなた「え、なんでよ……!?」
しつこく聞いても勝己は教えてくれなかった…。
なんでよぉぉ………
ミッドナイト(爆豪くん…、やるわね…、)
______
爆豪「あいつ、目立つの苦手なんで、これ見したら多分やばくなるんで、言わずに終わりにしてくだせぇ…。」
ミッドナイト(あの男やるわ…。これを見して大勢の人にその子がもっと目立つと思ったからって気遣って…、それか、ただの照れ隠しなのか…、きゃ~~素敵♡)
お題
「「今、大事にしたいと思っている人」」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。