第10話

♯ 10封印と記憶とお弁当
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2020/01/04 02:12
あめ君と、付き合いだして
1週間が経ちました・・・
羽島 あいの
羽島 あいの
おはよう
七池 あめ
七池 あめ
おはよう
朝から、爽やかな
空気と共に、あめ君に

会って挨拶を、する。
私は、大満足です。
小枝 光
小枝 光
で…話って何?
羽島 あいの
羽島 あいの
えーっとねえ・・・
羽島 あいの
羽島 あいの
その〜
そろそろ…お昼を一緒に…
口を、モゴモゴしながら
少しずつ小声になっていく。
小枝 光
小枝 光
ああ?
聞こえない!もっと
大きな声で
羽島 あいの
羽島 あいの
昼を、あ、あめ君と
食べたいっス!!監督
羽島 あいの
羽島 あいの
どうすれば、自然な
感じに誘えるっスか!?
小枝 光
小枝 光
よろしい・・・
七池 あめ
七池 あめ
何?
なんで、大声出してるの?
羽島 あいの
羽島 あいの
ひぎゃあ!
あ、あめ君
そうだよね・・・
休み時間だもんね・・・

いるよね。
教室に・・・・
小枝 光
小枝 光
ちょっとおお?
あめ君は、今は、席を外してて
もらえる?
七池 あめ
七池 あめ
いや、俺も
羽島さんといた…い
羽島 あいの
羽島 あいの
くっ////
羽島 あいの
羽島 あいの
ごめんね、あめ君
少しだけ…光と話をさせて
七池 あめ
七池 あめ
(ガーン)
七池 あめ
七池 あめ
わかった。
あめ君が、教室から出ていくと
再び、恋愛監督、生徒風な感じに戻る。
小枝 光
小枝 光
そもそも、あいのは気にしすぎ!
弁当無理やり食べさせて
やればいいんじゃないの?
羽島 あいの
羽島 あいの
ひかり!!
いや・・・わかった
小枝 光
小枝 光
えっ、あいの?
そもそも、私がいつも
グダグダ考えるのが、いけないんじゃないの?
そうだ、まずは、動こう!!!
羽島 あいの
羽島 あいの
光、ありがとう
なんか、わかった気がする!
小枝 光
小枝 光
え、ああ
そうなの?
私は、急いで
教室から追い出したあめ君の元へ向かう。
羽島 あいの
羽島 あいの
あめ君!
七池 あめ
七池 あめ
あ、羽島さん
七池 あめ
七池 あめ
何?
あめ君が、私に
少し疑いの目を、向けるが関係ない。
羽島 あいの
羽島 あいの
明日、一緒に
べべべ・・・
羽島 あいの
羽島 あいの
べと、べべ・・・
七池 あめ
七池 あめ
羽島さん!?
大丈夫?
今、恥ずかしさと、すごく
照れているせいで・・・

言葉が、どもり
噛んでしまう始末である・・・
羽島 あいの
羽島 あいの
弁当を一緒に・・・
たた、食べよう!明日!!
羽島 あいの
羽島 あいの
////
言い切った。
そして、私は今、絶対顔が赤い。
七池 あめ
七池 あめ
弁当?
羽島さんと
私は、頷く。
七池 あめ
七池 あめ
いいけど、作るの
大変じゃない?
羽島 あいの
羽島 あいの
おにぎりとか、タコさんウインナー
とか、卵焼きとか簡単なのしか
作れないけど・・・いいかな?
七池 あめ
七池 あめ
もちろん、いいよ
明日、楽しみにしてるね
羽島 あいの
羽島 あいの
・・・
今すぐ、私は
成仏できます・・・

なんだろう・・・体が
軽くなる。いや、心か

浮かれすぎだよ〜
私・・・えへへ////
「そして次の日」
羽島 あいの
羽島 あいの
お、屋上で
いい?
七池 あめ
七池 あめ
いいよ
ああああ
ヤバイ、緊張する。

ただ、一緒に
あめ君とお弁当食べるだけなのに・・・
ガチャ・・・
屋上から、見渡す景色は
最高だ。

私たちは、ヘリに腰掛けると
弁当箱を、開けた。
七池 あめ
七池 あめ
・・・
羽島 あいの
羽島 あいの
・・・
七池 あめ
七池 あめ
・・?
羽島 あいの
羽島 あいの
・・!
七池 あめ
七池 あめ
食べていい?
羽島 あいの
羽島 あいの
ど、どうぞ!
パクッ・・・

あめ君が、卵焼きを
食べる。
七池 あめ
七池 あめ
モグモグ
羽島 あいの
羽島 あいの
・・・
七池 あめ
七池 あめ
甘くて、おいしいよ
羽島 あいの
羽島 あいの
・・・
七池 あめ
七池 あめ
料理、上手なんだね
羽島さん
羽島 あいの
羽島 あいの
うん、そうだね
気がつけば、私は
喜びで、立ったまま静止して

動けなくなっていた。
私の心臓だけが、トクトクと

うるさい音を、立てていた。
つまり、満足したんだ。

朝から、早起きしたかいが、
ありました。
七池 あめ
七池 あめ
お〜い、羽島さん?
突っ立ってないで、お弁当食べなよ
うんうん、あめ君の
声が聞こえる。
七池 あめ
七池 あめ
じゃあ、俺が
食べさせてあげる
七池 あめ
七池 あめ
はい
羽島 あいの
羽島 あいの
パク
あめ君が、私に
ニンジンを食べさせる。
七池 あめ
七池 あめ
野菜、おいしい?
もう、味なんか
わかんないよ・・・
羽島 あいの
羽島 あいの
おいしいよ・・・
七池 あめ
七池 あめ
なっ、なんで
泣いてるの?
羽島 あいの
羽島 あいの
わかんない
七池 あめ
七池 あめ
アハハ、変なの
お弁当・・・

一緒に、食べると…
緊張や嬉しさで、味がわかんない

ということが、わかった
お昼休みだった。

何気に、間接キスだった気がするが
思い出すと、顔が真っ赤に

なるので、封印の記憶となった。

あめ君と、お弁当を一緒に
食べれて、私は幸せです・・・

やっぱり、2人でお弁当を
食べた事を思い出すと嬉しくて

魂が消えそうなので、記憶を封印。

次は、もっとおいしい
お弁当を、あめ君に作りたい…
そんな、昼休だった。

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