ウィンウィンside
トイレに隠れているとタッタッタッと足音がした。
さっさとどっかいってくれないかなと思って気配を消すけど一向に立ち去らない。
おもわず声を出してしまった。
これはもう…出て行くしかないよね
出ていくと俺にそう話したジェヒョン。
このジェヒョンがずるいんだ。こんなに優しく笑顔で言われたら話さなきゃいけないような気がしてくる
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……ごもっともですっ…
その言葉を聞いて一瞬ドキッとした。
そう言えばほかのメンバーはどこのグループの誰が可愛いとか、連絡先交換しただとかを話してる気がする。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。