数時間後…。
両手で顔を隠しながらそう言うジェミン。
ついさっきまで繋がっていたからなのか、白い肌が赤く染まってる。
少し、嫌味のつもりでそう言った。
ジェミンのその言葉に私が目を丸くさせたのが自分でもわかった。
そのくらい意外だったから。
ジェミンはそう言いながら私のブラのホックを留めてくれる。
服着なきゃなって思って床に置いてある服を拾い上げるとその下敷きになっていたスマホの画面に通知が来ているのが見えた。
それも、沢山
その通知は、全部……マネージャーさんだった。
正しくいえば私たちデビュー準備生のマネージャーになる予定の人。
私は急いで部屋から出て、ベランダでマネージャーオンニに電話をかけ始めた。
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事務所がここまで練習生の安全を確保しようとするのは過去にデビュー準備生が事故にあったり事件にあったりした事案があるから。
そのせいでデビュー準備生は家で一人になる日にち、外へ出る時間も全て事務所に管理される。
ベランダにいるのは風の音がしてバレたのかな、
でもこんなにも、事務所からの電話に脅えたことは今まで無かった。
だって規則に反していなかったから。
もちろん、今も違う。
でも、デビューしたら………一切の男女交際禁止。
私はクビになってしまう。
もう、バレてる。
多分監視されてたんだと思う。ジェミンが私の家に入るところから全部。
私の少し涙ぐんだ声を聴いて更にミンジュオンニの声は優しくなった。
ミンジュオンニの声は優しかったけど、これは警告。
デビューするまでに別れなかったらクビだということ。なぜそれほどまでに厳しくするのか。
それだけが私には理解出来なかった。
((作者から))
お久しぶりですっ!!
作者、高校生になって帰ってきました👏高校知り合いが居なくてマジで辛いです🥲
毎日泣きながら学校行って友達作るのに必死です😭😭
ですがなかなか馴染めず、あからさまに気がある雰囲気出しまくってた男子が彼女いるって知って萎えてます
男ってクソしか居ないんですか?この世。
ジェミンに欲望詰めまくって小説で投げ返したります😡
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!