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2021/02/06

第5話

あの日泣いてた子と再会した日
古川 穂花
古川 穂花
プッハー!生き返った~!
少女こと古川 穂花はフレンチトースト食べた後渡したペットボトル飲料を飲み干す。
田中 智樹
田中 智樹
......俺の......俺のファンタ......。
智樹は泣きそうになっていたが、また後でもらってきてやるからと言うと、すぐに機嫌を直した。
三毛門 琉雨
三毛門 琉雨
あー......穂花。お前、なんで倒れていたんだ?......そんな空腹になるくらい。
キョトンとした顔で俺を見た穂花はあのねぇ!と話し出す。
本当はコンビニのお弁当食べようとしたの!そしたら全部腐ってて、どこ行っても同じでね!
空腹で限界だった時、良い匂いがしてそしたら君達と出会ったの。
古川 穂花
古川 穂花
で!?なんで君達そんなにおいしいもの食べられるの?食材倉庫はどこ?
話し終えた穂花は俺に顔を近づけて、返事を待つ。





ええっと......。
田中 智樹
田中 智樹
あのね、兄ちゃんは腐った食べ物を【そせー】できるんだよ。
古川 穂花
古川 穂花
そせー......?
智樹の言葉に穂花は首をかしげる。

ピンときていないようだ。
三毛門 琉雨
三毛門 琉雨
......簡単に言うと俺は腐った食べ物でも賞味期限が切れていても、食べられるようにできるってことだ。
古川 穂花
古川 穂花
ええええっ!?マジ!?
穂花はオーバーなくらい仰天する。
田中 智樹
田中 智樹
うるさっ......。
古川 穂花
古川 穂花
いや、だってかなりすごいよ!?アンタ天才か!
......なんか久々に褒められた気がする。
ちょっと照れている俺に穂花は驚きなことを言う。
古川 穂花
古川 穂花
あたし!アンタについていって良い!?
三毛門 琉雨
三毛門 琉雨
はぁ!?
なんでそうなるんだ!!!
古川 穂花
古川 穂花
だって、お腹空いちゃうんだもん。お願い!迷惑にはならないから!
俺は胃袋修復係か......!
田中 智樹
田中 智樹
俺と兄ちゃんは旅しているんだ!姉ちゃんついてきても良いけど歩けるの?
古川 穂花
古川 穂花
もっちろん!体力には自信あるからね!
元気よくピースする彼女に呆れる。
古川 穂花
古川 穂花
......あたしさ、長島町から来たんだ。あの日大人がいなくなって以来。いろいろな所転々としてさ。もう五年も独りぼっち。寂しいよ。
三毛門 琉雨
三毛門 琉雨
え......?長島町?
俺は穂花の言葉に反応する。
その町は、俺が元々住んでいた懐かしの町だった。
古川 穂花
古川 穂花
そう。いきなりお母さんとお父さんがいなくなって。ずーっと一人で泣きじゃくってさ。気持ち切り替えて食べ物補給して、腐らなそうな長持ちするもの食べて。けどここ最近は腐っていないものが珍しいレベルでさぁ
......あの日泣きじゃくっていた女の子と穂花を重ねる。





似ている。

面影があるんだ。






あの時の君は今も強く生きていたんだね。
三毛門 琉雨
三毛門 琉雨
......わかった。後悔はなしだよ?
古川 穂花
古川 穂花
うん!
こうして俺達の旅に穂花が加わった。






食べ物の消費が半端ないって......!(嘆き)