無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

143
2021/08/13

第17話

16話
涼風 舞
見て!これすっごい美味しそう!
涼風 舞
私これやってみたい!
さっきからこの連続。
佐藤 樹
ラムネ買うんじゃなかったの?
彼女は色んな事に興 味 深 々きょうみしんしんで、あれもやって見たい!と言う。

だけどその分お金も無くなっていくし、時間的にラムネを飲むことが出来なくなる。
涼風 舞
ちぇー
そうだったね。
ちょっとつまらなさそうな顔をする君。
佐藤 樹
あっ!
ラムネが売ってるよ。
佐藤 樹
なんか思ってたのとは違うけど。
見つけたのは「不透明サイダー」と書かれた屋台。

サイダーって不透明では……ないよな?
涼風 舞
不透明サイダーだって!
なんか面白そうじゃない?
タッタッタッと軽い足取りで屋台に近づく彼女。
屋台の人
おっ!
お嬢ちゃん買ってくかい?
屋台のおじさんが彼女に声をかける。
涼風 舞
買っていきます〜
ちなみにどれがオススメですか!
屋台に並べられた飲み物。

でもそれはどれもラムネばかり。

確かにどれも同じように見えるけど、何が違うんだ?
屋台の人
この屋台ではラムネが売りなんだけど、普通のラムネとちょっと変わったラムネが置いてあるんだ。
ちょっと変わったラムネ?

キョトン?としてる僕達に答えるようにおじさんは話を続ける。
屋台の人
ほら、ラムネって透明だろ?
だけどこの屋台では不透明なラムネが売ってるんだ。
確かに店内に並べられたラムネはよく見ると透き通ってない。

それに色つきのラムネまで並べられていた。
涼風 舞
うわぁ〜
ほんとですね!
並べられているラムネをじぃーっと見る君。
佐藤 樹
ちなみになんで色がついてるんですか?
やっぱりラムネの入れ物に色がついているからかな?

それだったら普通のラムネと同じなはずなんだけど。
屋台の人
知ってたかい?
ラムネって言っても中身はサイダーと同じなんだよ。
屋台の人
それに色がついているのは味付きのサイダーってことさ。
ラムネとサイダーって中身は同じだったんだ。

確かにそれだとコンビニとかでぶどう味のサイダーとかを見かけたことがある。
涼風 舞
じゃあこの色の着いていない不透明なサイダーは何味なんですか?
確かに言われてみたらそうだ。

不透明だからりんご味のサイダーとか?
屋台の人
それはこの地域で取れた天然水で作ったサイダーだよ。
でも他の地域で作ったのは透明なはず。

なんでここだけ不透明なんだ?
屋台の人
この地域って昔、地震で大きな被害を受けただろ?
それに幽霊って完全な透明じゃなくて不透明ってイメージの方が強くないか?
幽霊。

そのワードが出てきた瞬間僕は隣にいる彼女を見る。
屋台の人
多くの被害を受けて、亡くなった人が多いから不透明になったんじゃないかって言う噂らしいよ。
店員さんは最後に「本当かどうか分からないけど。」とそう付け加える。

隣の彼女はうつむいてただ水面に映る自分を見ていた。