第67話

2-24 練習生
4,748
2018/09/02 11:42





~事務所


喉乾いたし自販機いこ。
あなた

ん??



会議室の前を通るとぐくおっぱと社長様が話をしていた
あなた

なんの話だろ。





最初は軽い気持ちでいた。






ぐくたん
ぐくたん
僕…ダンスの道に行こうか迷ってます
でも、私はぐくおっぱのその一言で足が止まった
あなた

…は?




え?どういうこと。おっぱ、アイドルデビューしないの?
あなた

そんな…





『そこに誰かいるのか?』


やべ、声出てた
ぐくたん
ぐくたん
あなたですよ。



お見通しなのね、









『あなたか。入っていいぞ。』
あなた

は、はい…






~会議室


『あなたは今の話聞いてたのか?』
あなた

…はい、

ぐくたん
ぐくたん
どう思う?
あなた

あなた

なっ..でき…い泣




『?』
あなた

私は…納得できません泣






だってぐくおっぱ、留学してまで頑張ったじゃん。
なのに、ここで諦めるなんて信じられなかった。

今までの事を思い出すと涙が溢れてきた
ぐくたん
ぐくたん
ちょ、泣くな。



すると会議室の外から声が聞こえた
あなた

…じみな?

じみんくん
じみんくん
あっ、うん



『大切な話があるんだけど、ちょっとお前にも聞いてもらいたい。』
じみんくん
じみんくん
…はい



じみんおっぱはとても緊張した顔で入ってきた



『ぐく。話してくれ。』
ぐくたん
ぐくたん
はい。


ぐくおっぱは自分の道についての話をじみんおっぱにした。




『どう思う?』
じみんくん
じみんくん
絶対…嫌です
ぐくたん
ぐくたん
あなた

私も、行かないでほしい




絶対に8人でデビューして8人でゴールしたかった。



するとぐくおっぱは目の前の書きかけの契約者を泣きながらやぶった。
あなた

…おっぱ?

ぐくたん
ぐくたん
俺、諦めてばっかだ。泣
ぐくたん
ぐくたん
俺、変わらなきゃ。
じみんくん
じみんくん
ぐが…
ぐくたん
ぐくたん
社長!


『なんだい?』
ぐくたん
ぐくたん
僕、アイドルになります!


ぐくおっぱは涙で満たされたうるうるの目で言った。
可愛く見えたけど、今はなんか、とてもカッコよく見えた。



『そうか』



社長さんも笑顔で答えた。
ぐくたん
ぐくたん
じゃ、帰ろっか。
じみんくん
じみんくん
うん、
あなた

そうだね、






私達は会議室を出た。



一件落着…でいいのかな??

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