〜 翌日 〜

風磨「ちゃんと行った？」

あなた「行った」

健人「大丈夫だったの？」

あなた「うん、風邪だって。薬もらった」

聡「良かった〜！」

マリ「早く治るといいね！」

あなた「うん、」

血液検査したなんて言えるわけない

みんな心配症だから仕事どころじゃなくなる気がする

特に勝利と健人は。

ちゃんと結果出るまで言わないでおこう

そうして私はいつものように撮影をした

医師「橘さ〜ん」

私は今、血液検査の結果を聞きに来ている

医師「この前の血液検査の結果ですが…」

私はその時勘づいた

あなた「病気だったんですね、」

医師「…残念ながら、急性リンパ白血病です、」

医師「ですが現代の医療では治ります、！」

医師「一刻も早く入院し抗がん剤治療を始めましょう」

あなた「先生、私アイドルなんです」

医師「存じています。ですが、このままですと…」

あなた「今グループがこれからな時なんです。」

あなた「10周目で今年は頑張らないと、」

医師「…きちんと薬を飲み激しい運動はしない事を約束出来るなら、入院はもう少し先にしても大丈夫です、」

あなた「ありがとうございます、」

医師「最善を尽くしますから一緒に頑張りましょう」

その日、私は1日中ベッドで泣いた

でも泣いたのはその時だけ、いつまでも泣いてたら

前に進めないから

仕事でもいつもより笑顔を増やした

私はみんなに笑顔を与える職業なのに

私が笑顔じゃなかったらみんなも笑顔になれない

健人「姫最近笑顔増えたね、何かいい事でもあった？」

あなた「そ？別にだよ」

勝利「アイドルとしていい事だね笑」

みんなから笑顔が増えたって褒められると同時に

私の体はどんどん崩れていった