第18話

第16話 はじめての喧嘩
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2019/08/23 02:41
社長室を出た後、照史から

(照史)なぁ、淳太くん、どう思う?なんで俺達
にジャニーさんが頼んだんだろう?

(俺)うーん、なんでやろうなぁ、でも東京Jr.に
居たと聞いた時は驚いたけどなぁ、

(照史)あの子は売れるとジャニーさんが言った
時、ホンマに悔しかった、俺達はあんな
に頑張ってやっと東京に呼ばる様になっ
たのに、なんで?

(俺)照史の気持ちはよう分かるけど、でももう
決められたんやから

(照史)淳太くんは悔しくないん?

と言われた、俺だってホンマは悔しい、ジャニーさんに断ろうとも思った、でもあのビデオを見た時、確かにあの子は売れるんやと感じた、女の子で東京Jr.になる事は凄いことで、男でもJr.にはなる事はごく一部の人間、そしてデビュー出来る人はその中の一部の人、その一部の人になりたくてみんな必死になる、だからその中に女の子が入る事でいじめになる事は目に見えて分かった、確かにいじめはいけない事、でも俺達はどうしたらええのか分からず俺は黙り込んだ、その時俺の肩を誰かが叩いた、振り返るとそこには濱田崇裕がいた、濱ちゃんは

(濱ちゃん)あれ?淳太に照史?どうしたん?何
かあったん?

(照史)あ〜ぁ、濱ちゃんか、

(濱ちゃん)え?どうしたん?

(俺)いや?なんでもないよ!それより濱ちゃん
次のスタジオに移動やって!

(濱ちゃん)分かった!今荷物取って来るから待
ってて、

と言ってダンススタジオの中に入った、廊下で待っていると濱ちゃんが慌てて戻って来た、そして俺に

(濱ちゃん)淳太、逃げろ!

と言った、俺は突然の事に頭に❓が浮かんでいたら突然重岡が俺に

(しげ)淳太くんじゃないですか!

と言ってしがみ付いて笑った、重岡は俺の後輩で 俺によく懐いている、その姿を見た照史はしげに

(照史)俺の淳太くんから離れて!!

としげを引っ張ったその時他のJr.も来てしげに

(神ちゃん)ほらしげ、淳太くんから離れろ

(濱ちゃん)ほらしげ!

(しげ)いやや!

(のんちゃん)ほら流星も何か言って!!

(流星)(_ _).。o○

(のんちゃん)って寝てる!!

(照史)いや、こんな時でも寝れるって凄いわ!
さすがやは(笑)

(俺)いや、いや、そんな事より助けて!

(流星)う〜ん、(´-`)
あれ皆んなどうしたん?ってしげ何しと
とんの?

(しげ)淳太くんにくっついてる!

(流星)あ〜ぁそおなんや、(( _ _ ))..zzzZZ

(濱ちゃん)あぁ、また流星寝たわ、でも寝る子
は育つと言うもんな!

(照史)流星は育ち過ぎやけどな(笑)

(神ちゃん)(笑)

(のんちゃん)(笑)

(濱ちゃん)(笑)

(しげ)(笑)

(俺)(笑)

最近この7人で集まる事が増えた様な気がする、でも全然嫌じゃない!むしろこの7人じゃないとつまらない、歳も趣味も全くバラバラで共通点を探しても見つからへんのに不思議にこの7人で集まってしまう、今日もほら濱ちゃんを迎えに行っただけなのにいつしか笑顔になっていた、

〜次の日〜

今日も濱ちゃんと次のスタジオに移動するため濱ちゃんがいるダンススタジオまで迎えに行った、その時関西Jr.のスタジオの中にその子がいた、

(俺)あ!あの子や!てか何でしげ達と一緒にお
るの?←心の声

と思った瞬間濱ちゃんが俺達に気づき嬉しそうに近づいてきて、今から紹介したい人がおるんやけどと言われた、その時照史が俺に

(照史)なあ!まさかあの子じゃないよな?

と呟いた、でものんちゃんも濱ちゃんも神ちゃんも流星もその子と楽しそうに会話をしている姿に俺は一瞬大事な仲間を奪われた感じがした、その時、濱ちゃんが倉持さん手を引っ張って近づいてきた、その子は俺達の顔を見た瞬間口をポカーンと開けたまま停止していた、
俺達はびっくりしてその子に声をついかけてしまった、

(俺)倉持さん大丈夫?

と、そしたらその子は俺達に

(倉持)あ、あの、B.A.D.の中間淳太さんと桐山
照史さんですよね、あの私B.A.D.に憧れ
てて、B.A.D.のキレのあるダンスを踊り
たくて苦手なダンスを一生懸命頑張って
いました、このスタジオで本物に会えて
ホンマに嬉しいです。今日は練習です
か?

と聞かれ、俺は

(俺)いや、今日は練習やなくて濱ちゃんを迎え
に来たんや!

と伝えると濱ちゃんは

(濱ちゃん)いつもすまん、準備して来るわ〜

と言ってロッカーに走って行った、その時しげに声を掛けられた、

(しげ)今な、倉持さんとB.A.D.の噂をしていた
んです、聞きたい?

と言うと、照史が少し機嫌悪く

(照史)何?

と答えた、しげはいつものように嬉しそうに

(しげ)あのな!倉持さんも俺たちと同じで淳太
くん達に憧れているんやって!そしてい
つか皆んなでテレビに出たいなって話を
しとったんよ、それでな!倉持さんの事
なんやけど、あの子ホンマに凄いんです
よ、

としげは笑いながら話した、ホンマはそうやなとか言って笑い返すんやけど、あの時の自分はホンマに子供だった、しげには関係ないのに倉持さんの話題が出た事で俺はイライラしてつい大きな声で

(照史)倉持は何の苦労もしなくても一人でデビ
ュー出来るやろ!そんな奴の事を俺は認
めないだって、それにあいつはジャニー
さんに

と言った時に

(淳太)照史、

と言って俺の口を淳太が止めた、俺はその手を振り払った、そして淳太くんに

(照史)なんで邪魔するん?ホンマの事やろ?

と言うと今まで俺にしがみ付いていたしげの手が離れしげが頭を下に下げた、俺はしげの顔を覗いて見るといつも笑顔のしげの顔は凄く悲しそうな顔をした、そして、

(しげ)今日の淳太くんも照史くんも嫌いや!何
で?倉持さん何かした?女の子だから?
だから気にくわないの?なぁ?

と言われた時、濱ちゃんがスタジオから廊下に走って出てきた、そして俺に

(濱ちゃん)照史、今のは言い過ぎや、倉持さん
に謝り

と言われた、濱ちゃんの後ろに気まずそうな神ちゃん、流星、のんちゃんとそして倉持さんも廊下に出ていた、そして、

(神ちゃん)照史くん、最近仕事が忙しくてつい
イライラしてしまったんですよね?

(のんちゃん)ホンマはそんな事思ってないです
よね?

(流星)照史くんらしくない、どうしたんですか


と言われ、俺は黙りこんでしまった、その時

(淳太)こんな事になったのは俺に責任があるね
ん、

(神ちゃん)淳太くん、どうゆう事ですか?俺ら
に分かるように説明して下さい、

(淳太)ホンマはな、

と話そうとした時に倉持さんが、

(倉持)わたしがここにいる事で皆さんに迷惑を
かけてしまうので少しの時間でしたが、
ホンマに嬉しかったです、ありがとうご
ざいました、みなさんも身体に気をつけ
て下さいね、こんな私のこと何か直ぐに
忘れて下さい、ホンマに迷惑かけてすみ
ませんでした、

と言って倉持さんは廊下を走って行こうとするのをのんちゃんと流星が止めた、その時倉持さんの目から涙が溢れていた、倉持は僕たちに泣きながら

(倉持)ホンマにごめんなさい、

と何度も謝っていた、その言葉に

(のんちゃん)なんで、倉持さんが謝るん?

(倉持)私がいると喧嘩をしなくてもいい事で皆
んな傷つけ合うから、皆さんには笑って
いてほしんです、だから、

その言葉を聞いた時、俺は倉持さんの気持ちを何一つ知らなかったんだと思った、むしろ知ろうなんて思わなかったのかも知れへん、俺は倉持さんがジャニーさんに褒められてた事、そして認めなくない程ダンスが上手かった、俺は倉持さんを多分嫉妬をしていたんだと思う、ホンマに自分が情けなく感じた、そして、

(照史)倉持さん、あのな、

と言った瞬間、しげ、神ちゃん、のんちゃん、流星、濱ちゃんが俺の顔を見た、皆んな起こった顔をしていた、そりゃ怒らせたのは自分やから仕方ない、だから、

(照史)倉持さん、ごめん、俺、倉持さんが羨ま
しくて、つい嫌味を言ってしまった、ホ
ンマごめん、すぐに許してくれとは言わ
へん、けど、ホンマにごめん、

と頭を下げた、すると

(淳太)照史だけやない、俺も倉持さんに嫉妬し
てしまったんや、倉持さんの事まだ何も
知らないのに、周りの意見だけを見て判
断をしてしまった、俺は自分が情けない
ホンマにごめん、

と淳太くんも頭を下げた、



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