もう死ぬんだ
そう思って目をつぶったのに
何も起こらなかった
ゆっくり目を開けたら
ベットの下で胸ぐらを掴まれるオッパと
すごく怖い顔のRMさん
怒ってる顔は初めて見るかもしれない
すごく激しいことが起こったはずなのに
多分恐怖で、何も耳に入ってこなかったんだと思う
やっと聞こえてきた
どれだけ揺すられても
オッパの目の色は全く変わろうとしない
飛ばされたナイフと
RMさんの下敷きになってるオッパ
怖い、よりも
助けたい、だった
私、、相当オッパに依存してるんだな.......笑
オッパの上からは退かずに
体を少しこっちに向けてくれた
私は覚悟を決めてベットから降り、
2人の横に膝をついた
渋々、RMさんが離れてくれた
私はオッパを抱きしめた
何の返事もなかったから、
少しオッパから離れて、顔を合わせた
オッパの目の中に光が入ってた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。