第21話

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2021/01/17 12:00





高橋 side

















あなたに告白してからしばらくたって、




俺の日常から完璧にあなたが消えたのに、周りはなんも変わらへんかった。




…………ずっと遊びやと思ってた。




あなたはふつーに美人やし、学校で有名人やったし、いきなり2ヶ月付き合ってとか言うし、冗談のつもりやった。




やのに、一緒にいればいるほどすきになって。




…………勝手にそれはあなたも同じやって自惚れてた。ばかやなぁ。




2ヶ月で終わること、わかってたのに。




………………なんてことをもうずっと考えてる。




きっと一生あなたのこと、忘れられへん。




忘れられるわけがない。




気がつけば来ていた公園に人影が見えた。
















































『………………(ガサッ』




?? 「………へ、!だれ、!!」




『え、あ、ごめんなさい、!!えっと、怪しいものじゃなくて、その、……』




?? 「…………へ、……きょうへ、い、?」




『え?なんで俺のなまe、………あなた、?』




「…………っ、なんで、」




『あなた、こそ、なんでここに、』




「………ちょっと気分転換に、笑」




『なんかあった、?』




「………え、、??」




『辛い時、いつもそんな顔してた、笑』




「………うそ、」




『ほんまやで笑』




「…………ずるいね、そういうこと、笑」




『………え?』




「…………何回も、何回も、忘れようとしたのに、ほんのちょっと会っただけでまたすきになっちゃう、……ずるいよ、」




『……っそんなん俺やって、、!!!!』




「………もっと違う関係で出会えてたら良かったのに、って何回も考えた。」




『……………………』




「………私が一般の人だったら、恭平が駿くんの家の人だったら、……そう毎日考えてるよ、」




『……………………』




「……ごめんね、もう行かなきゃ、この場所バレちゃう、」




『…………あなた、まっ、………』




「……だいすきだったよ、……だから、……忘れてください、っ、」




『…………………っ、』


















































































そう言ってあなたは去っていった。




ほんの一瞬の出来事すぎてわけがわからへん。




……ただ、もう本当にお別れだと思い知らされた。




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