高橋 side
急に長尾から電話がかかってきて
眠たかったし、だるかったけど
電話なんてらめずらしいからでたら
家の前におるからでてこい、と。
いや意味わからんし、サプライズ好きの彼女かよって思ったけど
てきとーに準備してでたら
なんかよーわからんご飯屋さんの前に連れてこられた。
『………うん、意味わからん。』
長尾 「大丈夫大丈夫!」
『まじ意味わからんねんけどお腹空いたからなんか食べよ』
長尾 「入るんかーい!笑」
的なようわからん茶番しながら店に入った。
おしゃれな店で、若い人というか
カップルが多い、笑
なんで長尾とこなあかんねーーーん笑
そう思いながらも店の中を進んでいくと…
『なんでこんなとこ長尾とこなあかんねん!笑』
長尾 「え?なんで?」
『カップルばっかやん!ほらあそこm…え、』
長尾 「…………」
近くにいたカップルを見たら見えたのは
俺が会いたくて会いたくて仕方なかった人と
その人の彼氏の姿やった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。