廉side
キンプリ学園に入学して
数日が経った
それなりにクラスにも馴染めているし、
気軽に話せる友達もできた頃だ
そろそろ部活をどこに入るか決めないとな…
友達「廉!!」
友達「お前、モテ部に勧誘されたってマジ!?」
女生徒A「え!?廉くんモテ部入るの!?」
友達「は!?入んねぇの!?」
友達「お前バカじゃん!!モテ部って入りたくても勧誘されないと入れないんだぞ!!」
友達「知らねぇの?生徒会長の平野先輩と副会長の髙橋先輩もいるんだぞ?」
友達「岸先輩は2年生でただ1人だけ勧誘されて入部したらしいし、」
友達「だから今年は誰が入るんだろうってみんな期待してたんだけどお前かよ…」
友達「まぁ分かるよ、お前顔かっこいいもんな…」
女生徒A「私、神宮寺先輩が超タイプなんだー♡」
女生徒B「私は髙橋先輩かな、入学式の時スピーチしてたよね!!」
女生徒「なんかもうここの学校の制服似合いすぎでしょ!?って感じでー♡」
友達「とりあえず勧誘はされてんだから覗くだけでもしなよ?」
友達「廉が入らないなら俺が入ってやるから」
ただただ頭おかしいだけの集団やと思ってたけど
生徒会長に副会長、
しかも勧誘されない限り入部出来ひんって
そんなプレミアな部活なんや
まぁ行くだけ行ってみようかな、
また変な奴らに絡まれなければええけど…
next…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!