第7話
仲良くしましょう
うわぁぁあ、やばい…!!
テヒョンさんと早くも2人きり…!!
今日からバイトということで
今日から覚えないといけないことが
沢山あるわけで…
今日は平均的にお客さんが少ない日らしく
私はテヒョンさんに教えて貰いながら
仕事をしていくことになったらしい
基本的シアが動くんだって
スタスタ歩いていくテヒョンさんの後ろを
遅れながらも追いかける。
敬語、抜けない…
もう今の時点で気づいてしまった
テヒョンさんって
意外と物事をズバズバ言うタイプなんだな、って
満足そうに言ったテヒョンさんはニコッと笑った。
初めて見るテヒョンさんの笑顔をみて
少しずつ緊張が和らいだ。
それが一番の難関です、テヒョンさん
そう優しい声色で伝えてくれた
テヒョンさ…テヒョン…
テヒョン、って…天然なのかな、…策士なのかな…?
でもわざわざそこまで計算して
私と仲良くなる必要もない気が…
テヒョンはキラキラした目で私を見つめた。
これは純粋に行きたがってるんだろうな…
と、謎に悟った私は頷いた。
物事がまるで
お話のようにトントン拍子で進んでいく。
なんだかふわふわとした
不思議な感覚に襲われながらも
私とテヒョンはカトクを交換した。