第21話
お電話!
夜、スビン先輩に教えてもらった約束の時間に
グループを作り電話を開始する。
みんなが挨拶したあと
少しだけ学校の話をして本題に入る。
今日はバイト中だったから
1番最初しかわからなかったけど…
.
不思議な話。
ファンタジー…とかかな…?
2冊目ではどうなるのかと聞こうとした時
すーすー、とどこからが寝息が聞こえた。
やっぱりシアは興味なかったか…
参加してくれるだけ本当にありがたいなぁ。
すーすー、と聞こえる寝息の正体は本当にシアで
めちゃめちゃ可愛いなぁ、なんて思っていると
衝撃的な一言が落とされる。
その時静寂が広がった。
そしてカトクが来た。
誰からかと思えばヒュニンくんからだ。
「このヒョンは一体どういうことなの??」
と、送られてきている。
それに私も共感の返事をする。
あまりの静けさに耐えられなかったのか
スビン先輩は喋り出す。
私も結構動揺している。
グループの通話を終えると
突然かかってきたヒュニンくんからの電話。
.
ヒュニンくんはおやすみ〜!と言って
電話を切った。
私が気にかかっているのは
スビン先輩の言い方だ。
おふざけとかじゃない。
自然と口から出ました、みたいな感じだった。
とりあえず考えていても今のうちは無駄だ。
私が眠りに着いたあと、…
あんなことが起きてるなんて
気づきも知りもしなかった。