あなたと鶴丸は加州と大和守を布団へと寝かす。
髭切たちはそう言って、部屋を出た。
あなたはそう言って、大和守の手を握り、霊力と神気をゆっくり流し始める。
あなたの言葉に鶴丸は黙ってしまった。
あなたはそう言ったきり、黙って大和守の手入れをし始めた。
* * *
あなたは大和守の手入れが終わり、安堵の息を吐く。
あなたはそう言って、自分の考えを話した。
鶴丸の目を見ながら言うあなたに、鶴丸は答えた。
あなたはそう言うと、鶴丸と部屋を出た。
髭切と膝丸の言葉にあなたは笑った。そして、刀剣男士が集まる大広間へと向かった。
* * *
鶴丸、髭切、膝丸。そして、遅れてあなたが刀剣男士の集まる大広間に顔を出した。
鶴丸の言葉に長谷部は安堵する。
乱の質問に鶴丸は言葉を濁す。
あなたの言葉に刀剣男士たちの顔は青ざめた。
小夜は不安そうにあなたを見つめ聞く。
あなたの言葉に激高した刀剣男士たちは刀を抜く。それを止めに入ろうとした鶴丸や髭切、膝丸をあなたは視線で制する。
あなたは今にも斬りかかりそうな刀剣男士たちを前に冷静に答える。
今まで黙って話を聞いていた三日月静か口を開いた。
あなたはそう答えると、刀剣男士たちを見渡す。
あなたの真剣で自信に満ちた言葉に刀剣男士たちは黙った。
静寂を破り、三日月は言った。
三日月はそう言うとあなたに頭を下げた。
あなたは三日月を見つめたまましっかりと答えた。
🌸11話の終了です。最近は少々、忙しく更新が遅くなっております。すみません。少しずつではありますが頑張りたいと思います。🌸
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!