教室
?「 中島ァ~ 」
中島「 あ?なんだ菊池か 」
菊池「 おまえ昨日1年と絡んでたらしいじゃんw 」
中島「 別にいいだろ、それぐらい 」
菊池「 しかも虐められっ子だったらしいじゃん笑 」
中島「 別に虐められっ子とか関係ねーし 」
菊池「 にしては、1年に話しかけてる中島さんなんて見たことないですけどォー?w 」
中島「 うるせーわ 」
それにしてもあの子可愛かったなぁ~…
俺に話し掛けられてあたふたしてんの小動物みたいだった
菊池「 てゆーかお前今日体育だけど 」
中島「 は?まじ? 」
菊池「 知らんかったの笑 」
ジャージあの子に貸してるしな…
1年何組かも知らないし
男子「 中島ぁー?1年の佐藤くんが呼んでるよ~ 」
中島「 佐藤くん、? 」
佐藤「 あ、どうも 」
中島「 佐藤くん、だっけ?どうしたの? 」
佐藤「 これ、先輩のジャージ返しにきました 」
中島「 え、? 」
佐藤「 それじゃあ次に移動教室あるんで、失礼します 」
菊池「 なに、お前佐藤にジャージ貸してたの笑 」
中島「 いや、… 」
なんで佐藤くんが返しに来た…?
あの女の子が持ってたはずだけど
中島「 あ、佐藤くん!! 」
佐藤「 はい、? 」
中島「 これあの女の子に貸したやつなんだけど…。あの女の子のクラスって分かる? 」
佐藤「 あ~…すいません、本人に聞いてもらっていいですか? 」
中島「 え、佐藤くん? 」
…行っちゃったけど、
なんで教えてくんなかったんだろ
♡×10
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!