ペロッ…チュッ
右耳を舐めてきた!!!
悪びれもなくふっかは言う
そしてほっぺを膨らませながら
そう言って思いっきり胸を揉んだ
くすぐったいのを我慢しながら
そうお願いすると
分かったよ、と優しく笑ってから
真顔になり
凄い勢いで一瞬でアイスを食べた。
…私の分も。
え???
空の容器を見つめてから
ふっかの顔を見上げて怒ると
急に唇を塞がれた…
チュッ…ふァっーーーンっ。チュッー…
意地悪な顔でニヤっと笑い
そう言った。
ふっかは口移しでアイスを
私の口の中に流し込んだ。
私とふっかの熱で
アイスは一瞬でなくなった。
文句…なくは…ない!もう!
仕返しに
今度は自分からキスをするー…
向き合う形で抱きしめながら
私の頭をポンポンと撫でて
愛おしそうな目で見つめて
また顔が近づいてくる
あぁーーーーー。もう!!!
大好きだ。
この優しい顔が。
優しく激しいキスが。
全身を優しく撫でるこの手が。
あなたの全てが大好き。
手を引かれ
寝室へと入って行く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。