『・・・ショートケーキとか面白いこと言うなぁ・・・治くん』
治くんが
私の平常心を保てなくするから
さっきみたいに言葉が上手く出せなくなった
『俺、ショートケーキ好きかもしれん
大原さんに似てるから』
『・・・え』
ショートケーキを食べる手が思わず止まる
まるで私を好きみたいな言い方やめてほしい
『お、治くんほんま面白いなぁ・・・!』
『なんも面白いこと言っとらんで』
治くんは持っていたフォークを置いて
私を真っ直ぐ見つめる
『へ・・・』
『俺結構本気で大原さんのこと好きなんやけど』
治くんの顔はほんのり赤くて
熱のこもった瞳で私を見つめた
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編集部コメント
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