第49話

ストレート線まっすぐ
菅原side



3日前

ランニング中にどっかで迷ったであろう日向を探し出した時


日向はここら辺で見ない赤いジャージに身を包んだ女の子と一緒にいた


俺はその子を見て思わず息を呑んだ







"待って、俺のタイプどストレート"


透き通るような肌にぱっちりとした瞳
赤い短パンから出る足はスラリと伸びていて白く
こめかみの位置で結んであるポニーテールが風に吹かれてさらさらと揺れ、白い頸が剥き出しで出ている







俺はいわゆる一目惚れをしてしまったようだ







俺が来たことに安心したその子は日向に笑いかけてその場を去っていった


俺はその子をボーーっと眺めた



日「す、、菅原さん?」


動き出さない俺を心配そうに覗き込む日向を見てハッとする



菅「あ、ああ悪い。それより日向!探したんだからなああ」

2人で歩きながら問い詰める

日「うわあああスミマセン!!」


ペコペコしてる日向を見てさっきのことを思い出す




"_______またね" か





また会える確証があるからそう言ったんだろうけど




どっちにしろ、俺はまたその子に会いたいと思っていた








そして今日 音駒との練習試合で彼女に再会した



彼女には再会の確信があったんだろう



はやる気持ちを抑えてその子を見つめる




けどその子はプリン頭の男の子と手を繋いでの登場だった



付き合ってんのか…?


それなら俺にもう勝ち目はない


でももしかしたら違うかもしれない


とりあえず話しかけたい一心で俺は足を進めた



けど日向の方が一足早く先にたどり着いていた




菅「ッ!!!」


澤「おいスガー、向こうの主将に挨拶行くぞー」


菅「お、、おう」


俺はいろんな感情をぐちゃぐちゃに押し潰して
トサカ頭の方へ向かった






そして練習後


喉が渇いたので水道の水を飲もうと思って歩いていたら



そこには一生懸命ボトルを洗う彼女がいた



彼女を見つけた瞬間いてもたってもいられなくなって、気づいたら話しかけていた



振り向いた彼女はやっぱり綺麗で


『あ、、えっとー、、烏野の……2番さん?』


そう言って首を傾げる彼女を見て胸が大きくドクンとなる



気持ちを悟られないよう俺は笑みを浮かべた









どうしようもなく君に惚れている俺を隠して