第26話

酸素をください
コンコンッ

『研磨ー、起きてる??』





一向に返事が返ってこない
仕方なくドアを開けると


布団にくるまる研磨がいた


研「んん、あなた、、?」

弱々しく呼ばれた私の名前



、、、可愛い



『もう、ほら起きてごーはーーん!』

研磨の布団をひっぺ返そうと思って布団に手をかける












突然研磨が自分で布団を跳ね除けた



私はバランスを崩して
研磨のところにボフンとダイブする羽目に



研磨はそれを待ち構えていたかのように私のお腹に腕を回す






『ちょ、!研磨…!離してよっ』


私は手足をジタバタ動かしてみた

けどやっぱり男子の力には勝てない…




研「そんなに騒いだらみんな来ちゃうよ、あなたは誰かに来て欲しいの?」





研磨が何がしたいのか全くわかんない

少ない脳みそで一生懸命考えてると耳元にフゥーーと息を吹きかけられる





コイツ、、耳弱いの知っててわざとやってやがるな…


耳から伝わる吐息にゾクゾクしてしまって力が抜ける





研「俺はもうちょっとこのままでいたい。あなたもそうなんじゃないの?」

より一層強く抱きしめられ、思うように言葉が出てこない







あれ、研磨ってこんな性格だっけ…


耳元の規則的な息遣いに頭が回らなくなる










あぁ、私、、酸素を回すのよ。















??「ハァーーーやっぱり、こんなことだと思ったわ」


、、、?!!?



その言葉とともに研磨が私から遠ざかっていく




ボーーッとする頭で周りを見渡す


そこには山本に羽交い締めされている研磨と
冷ややかな目をしているテツがいた





研「あなた、戸は閉めないと、、」

そう言われて戸の方に目をやると




案の定全開だった






、、、ん?まてまてまて。
ってことは今までのやつ全部見られてた!?


あわあわとしている私を他所に
研磨は相変わらず涼しげな顔をしてる



なんでそんな何事もなかったような顔できるんだ……




黒「あなたが帰ってこないから心配して覗いてみたらこの有様かよ、この変態馬鹿研磨ァァァァァ!」


ぺちーーーんと研磨の頭を叩く音が部屋中に響いた




『ね、ねえ海くん。この部屋から声とか聞こえたりした、、?』

私は近くにいる海くんに尋ねる


海「いや、特に何も聞こえなかったかな」






ホッ、、、




って、、何私安心してるの!!!







まだ頭があんまり働かない








顔洗ってこよう、、