第32話

楽しみにしてる
夜「じゃ、これ冷蔵庫に入れてくるから」

そう言ってスタスタと台所の方に行ってしまうやっくん


帰り道の時からなんか様子がヘンだった



私、、なんか怒らせちゃったかも…







犬「えーっ俺は居る方で!」

芝「僕もです!」


何やら騒いでいる声が聞こえた



『なんの話してんのっ』

戸の隙間からひょこっと顔を出した


犬「ア!あなたさん!!ちょーど今

山「バカヤロウ!こっちにはあなたさんという天使がいるんだ!!もし烏野に美人マネージャーがいたら…優越感に浸れねえだろうが!」


…へ、私の話?

まさかの私の話でびっくりする



海「烏野に美人マネージャーが居るか否かで賭けてるらしいよ笑 で、山本は居ないに1票なんだってさ」



山「もし!あなたさんの座を脅かす者が居たりしたら俺は絶対許さない〜泣」


涙目になってるし、、笑



『なんでそうなるのよ笑 大体私なんて下の下だしってかその賭け面白そう。私も居る方に1票ーー!』

『ってかそもそもみんなはもっとちゃんと周りの女子見てみなよ笑』



「「「「「あなた(さん)、、自分が可愛いこと気づいて、、、」」」」」





作者:あなたちゃんは自分が可愛いこと全く知らない的な感じが良いすごく良い

ちなみにあなたちゃん、生まれてこの方1回も告白されたことありません。だからこそあなたちゃんは自分のことモテないと思っています。

まあ告白されないのは当たり前。なぜならあなたちゃんに告白しようとする者には、クロと研磨がとことん邪魔するから。だからみんなであなたちゃんのファンクラブ(本人は当然知らない)を創設し陰から見守ることに励んでいます。彼ら彼女らのモットーは"あなたさんの幸せが私たちの幸せ。例え誰と結ばれようと恨みっこなし" だとか。








みんなの視線を感じて私は思わず後退りする


私、またなんかマズいこと言った…?



山「あなたさんはたった1人の天使なんですううう」



夜「まあそうだな。あなたは俺らの可愛い大切なマネージャーだもんな」

いつのまにか後ろにいたやっくんが声を発する


さっきの怒ってる感じがなくなっていて、ホッとする



犬「あなたさんより美人は居ないとしても俺は楽しみだけどな〜烏野!!」

海「犬岡は美人どうこうよりも試合が楽しみなんだな笑」



山「研磨はどうだ!」

突如山本が研磨に話を振る




研磨はゲームをする手を止めてこっちをチラッと見る


研「別に…あなたさえいればいいじゃん」

研磨はあんまり本音を言ってくれないから、嬉しかった。なんか、こそばゆいな〜



海「じゃあ試合はどうだ?楽しみか?」



山「聞くだけムダっすよー海さん、どうせ答えは別に…なんですかr」

研「ちょっと楽しみだよね」





「「「!!!????」」」





山「研磨が試合を楽しみにしてるだとー!?」

山本があからさまに驚く


黒「山本うるせえ!!」




まあ実は私もちょっとびっくりしてる。もしかして翔陽くんに会えるからなのかな、でも翔陽くんと研磨はタイプがまるで違うのに…いわゆるこれが人間の化学反応ってヤツ!?





でも研磨が試合を楽しみにしている


その事実が少し嬉しかった



夜「え、何笑ってんの?」

あ、思わず嬉しさが顔に…


『昔から研磨はそこまで体は強いわけじゃないし、テツと2人でバレーをさせたときから罪悪感みたいなのは少なからずあったから。だから楽しみって言葉聞けて嬉しくなってる』


夜「ふーーん」

…興味ないなら聞くなよ()





ふと窓から微かに雨の匂いがした












明日、雨降るのかな