第45話

以心伝心
『わあーーああ!すっごいキレイ、、!!』


テツが案内してくれた場所は
宝石箱をひっくり返したような夜景
そして上を見上げれば満点の星空


3人で地面に腰を下ろすと
まるで3人だけが異世界にいるような空間で思わず息を呑む



黒「ここ、全国でも有名な夜景らしいぞ」

『上からも下からもプラネタリウムみたい!』



研「残業の光…」

黒「研磨コラァ!いいシーンなんだからそんなこと言わないの!!」

テツに頭をチョップされる研磨を見て思わず笑ってしまう





なんか、懐かしいこの感じ







黒「なーーんか懐かしいなこの感じ」



テツはそう言って夜空を仰いだ


『え、私も同じこと思ってたんだけど笑』

研「……俺も」




黒「以心伝心ですねぇ」


テツは満足げにニヤリと笑っていた


黒「昔はこうやって毎日一緒にいたもんなあ 誰かの家泊まりに行ったりとかしてさ。今は無くなったけど」

『部活終わった後とかだと疲れてすぐ寝ちゃうんだよね』


研「あなた体力ないもんね」


……研磨には言われたくないんだけどな、


横目でキッと研磨を睨んでみる


けど研磨はそんなことお構いなしって感じで
私の方に体を預けてきた


風が吹いて目の前のプリン頭が優しく揺れている


『ちょ、、研磨重いってば』


研「体力作りの一環だよホラ」


全く頭をどかす気ないなコイツ、、


でも久々の研磨の甘えは悪い気はしなかった



黒「んじゃ俺もーーーっと」


研磨に呆れていたら反対の肩にも重みがきた


風に揺れてふわふわと踊るテツの髪の毛が頬に当たってくすぐったい





今日はテツも甘えたさんなのだろうか…








黒「なあ、今度あなたの家行っていい?」



…………ん??





『え、なにどうしたの。今まではなんも言わずに勝手に私の家入ってきて冷蔵庫漁ってたじゃん』


家に帰ると必ず窓が開いていて

リビングに入ると基本テツが冷蔵庫のモノを食べる


昔からそんな感じだったのに何を今更笑


黒「いやー、最近行ってなかったしさ。まあ確認的な?」



『別にいいけd』

研「クロが行くなら俺も行く。あなたいいでしょ?」



『2人ともまじでどうしたの!?』



昔は毎日一緒に遊んでたから、改めて遊びに行ってもいいかと聞かれるとちょっと緊張

それに2人とももう高校生だし_____




とか思ったけどテツと研磨ならいいって思える。なぜならちゃんとした、、



『別に幼なじみなんだからいつでも来ていいし』

そうつっけんどんな態度はとったものの


また3人で会える日があることの嬉しさと懐かしさが込み上げてきて思わず頬が緩んでしまう



黒「じゃー決まりだな」

隣でコクリと頷く研磨




















なぜならちゃんとした"大事な幼なじみ"だもん