第33話

新聞配達の人かな
ブーーブブーーー


携帯のバイブ音で目が覚める


んぅ、眠。。


目を擦りながら時計を見ると、短針が5の針をさしていた


こんな朝っぱらから誰、、、


私はおもむろに携帯を取り出し、メールを確認する
徹
朝早くにごめんね、もしかしたら夕方まで雨降るかもだから傘忘れないようにね〜!

こんな朝早くからメールを送ってくる犯人は徹だった

っていうか今日雨なんだ、そういや昨日も雨の匂いしたしなー。
あなた

おはよ、傘持っていくから大丈夫

徹
わ、返信早!!

早いも何もキミに起こされたの!!
あなた

携帯のバイブ音で起きた

徹
ごめんごめん!!にしても朝のあなた冷た!もう5月なのにこっちまで寒くなる!
あなた

悪いけどこっちは頭が働かないんですわ
朝に強い弱い関係なく5時は流石に早すぎるって、

徹
わーごめん!けど今日あなたに会えると思ったら嬉しくて早起きしちゃった!





徹の返信に思わず目が冴える



モテる男とモテない男の違いはきっとここにある







サラっとかっこいいことを言えるかどうかだ








まあでも徹はモテ男っていうよりチャラ男だけど…


徹
なんで既読無視するの!及川さん悲しい!!
あなた

違う、なんて返信したらいいか迷ってただけ

徹
じゃあ照れてくれたってことにしとくね!あ、もう部活行くわ。じゃあまた後で!




まるで嵐。


徹は距離感がなさすぎる






よくよく考えたら

徹と会ったことは1回きり、それも高2の修学旅行の時



かなり気を許してるけど今日で会うのは2回目なのか





やっぱり距離感ナシ男である








『…目……覚めた』


もういいや、顔でも洗ってこよ



私はふらふらと部屋の外に出た





ポーーンポーーーン








廊下に出るとボールを床に叩く音がした




え、もう体育館に誰かいるのか…



誰がいるのか気になったので行ってみることにした









私は両手で体育館のドアを開ける



その音に気づいて、ボールを叩く手が止まった





『にしても早すぎでしょ














_______テツ。』