第27話

違う朝
研磨side


はぁー、、
トラに握られてた手首がまだ痛むんだけど、、





黒「で、わざとなのかな研磨クン?」


廊下へと走っていくあなたを目で追ってたら
クロに尋ねられた




研「……"わざと"って言ったら?

さっきの行動全てがわざとって言ったら







クロはどうするつもりなの?」











黒「………早く飯食いに行けよ」

そう言ってクロは自分の頭をわしゃわしゃしながら部屋を出て行った








わざとじゃない、って言えば嘘になる



俺は朝が苦手

なんでみんなあんなに清々しく起きてられるんだろう
これは昔からの疑問




けど今日の朝はなんとなくみんなの気持ちが分かった気がしないでもない





このまま布団に潜り込んでたら
もしかしたらあなたが起こしに来てくれるかもしれない

そんな淡い考えが俺の頭をよぎり
頭から布団を被ってあなたを待っていた








で、俺の予想的中。




あなたは俺を起こしに来てくれた


俺があなたを抱きしめたとき
あなたの耳は真っ赤だった





これってつまり











俺も男として意識されてるってことでしょ?
















今日の俺の朝は間違いなく清々しい



ふと空を見上げると
ヒリヒリする手首なんてどうでもいいくらいに
空は真っ青だった








『あ、、研磨。』

つい調子にのって鼻歌を歌ってたら後ろからあなたの声がした


鼻歌聞かれたかも…





なんて呑気な考えは
あなたの次の言葉によってかき消された












『もしかして研磨、さっき部屋に1人だったから寂しかったの?』



…は?




研「ちが、、何言って、」

『もうー、寂しいからって女の子にあーいうことしちゃダメ。まぁ私は弟的な感じで見てるから別にいいけど、他の人たちは勘違いしちゃうよ?笑』


早くご飯食べて体育館来なよーー

そう言ってあなたは体育館の方に向かっていった











クリアできそうにないゲームも

繰り返しやっていくと慣れる


なんであなたはこんなにも攻略できないんだろう



俺のことをなんとも思ってないって言われたも同然
ましてや弟として見られているという現実









手首がまたヒリヒリしてくる
さっきまで見ていた青い空が
まるで俺をバカにしているかのように思えた










もし俺とあなたが幼なじみじゃなかったら
あなたは、、

















俺のことを少しは意識してくれていたんだろうか