第50話

ママ?
菅「おー!俺のことわかるのか!!」


嬉しいなーと人懐っこい笑みを浮かべる2番さん


なんだかすごい話しかけやすそうだな、、だけど…




『あ、あの、、すみません…お名前が、、』


そう、名前がわからないのだ


確か試合中シガさん…?みたいに言ってた気がする


菅「あ、まだ自己紹介してなかったな!俺の名は菅原考支!! 副主将でポジションはセッター!マネちゃんの名前はあなたちゃんだよな?」


『は、はい、、!あなたです!!よ、よろしくお願いします!!』



いきなり名前を呼ばれてびっくりした



ってあれ、、なんで私の名前


菅「あーさっき日向からあなたちゃんのこと聞いたんだ、」


私の心を読んだかのような返答に思わず目を見張る


恥ずかしそうに笑う菅原くんは同い年だけどどこかあどけなさが残っていて

そしてなにより









『………清々しい』



と思った


菅「清々しいってなんだよ笑 もしかして俺の名前とかけたのか〜??」



あ、、やば心の声がそのまま…


『や、あのそうじゃなくて!その〜なんていうか、、名が体を表してるなって思って…!いや、その、、えーと、、』


菅「ハッハッハ!あなたちゃんって面白い子だったんだな!みくびってたべ!!」


楽しそうに笑う菅原くんを見て思わず笑みが溢れる




この人、、やっくんに似てるうん。みんなのママ


そう1人で納得してると菅原くんが半分以上手伝ってくれたおかげで
気づいたらボトル洗いが終了していた

 
やっぱりみんなのママだろこれは



菅「よーし終了!!」


『本当にありがとうございます、!!あの、、何かお礼させてください!』


ここまで手伝ってもらったんだからなにかしらお礼はさせてもらいたいところ


菅「うーん、普通に手伝ってもらっただけだから別にいいんだけどな笑」


菅原くんならそう言うと思った

けど私は負けない!!


『なんでも!小さいことでもいいので!!』



あ!と手をぽんと叩いて菅原くんはにんまりと笑う


菅「じゃああなたちゃんの連絡先教えてよ」



『、、、、え?』


思いもよらない言葉すぎて拍子抜けた声を思わず出してしまった


『そ、そんなのでいいんですか、??ってか私と交換しなくてもテツ、あ、、黒尾とかでもいいんじゃないですか…?』


菅「もーわかってないな!!」

頬を膨らませてなんだか少し怒ってるみたい



菅「俺はあなたちゃんの連絡先がほしいの!」


菅「その、、もっとあなたちゃんと仲良く、、さ?なりたいし……うん、、」


さっきまでの威勢がなくなって

だんだんと菅原くんの声が萎んでいく




『ふふ、いいですよ。連絡先交換しましょ!』


その様子が可愛くてOKした


私が携帯を出すとぱあーーと菅原くんの顔が明るくなった



菅「オオッシ!これからもよろしくねあなたちゃん!」


新しく連絡先に入ったであろう私の名前をニコニコして見つめる菅原くん



『菅原くんって、清々しいよりももしかしたら可愛いの方が似あうかもですn』


私がそう言った瞬間
菅原くんは私の前に歩み寄ってグッと顔を近づけてきて

私の唇に彼の人差し指が当たった



菅「菅原くんじゃなくて考支って呼んでよ。あと敬語禁止」


唇に当てられていた人差し指がスルスルっと動いて私の頬へ移動する


『あ、、あの、、』

菅「俺、可愛いって言われるの好きじゃない!だから罰ゲーム。なんでもしてくれるんだよね?」


そう言って獲物を逃さないような目つきで笑った



『、、こ、、こう、、し、、、くん』



菅「うん、よくできました」


満足げに笑いながら私の頭を撫でている彼




顔に熱が一気に集まって抜けない






菅「じゃ、またメールするから!」


ヒラヒラと手を振って菅、、考支くんは体育館の方へ戻っていった



私はその場でヘナヘナとしゃがみこんだ



さっきのことを思い出してまた赤くなる











お母さん的な感じだと思っていた















私、、連絡先交換する相手間違えた!?