夜「あなたのノート、普通の練習内容としても使えるからいいよな。ま、テーマに持っていかれすぎてるけど笑」
黒「そうだな、これからの練習はあなたのやつ中心でもアリだな。ま、テーマがアホらしいけど」
くぅ〜〜!!2人ともバカにしやがってえ!
からかってくる2人を横目で睨んだ
それでもありがたいことに午後の試合は私のノート内容を中心に練習してくれていた
みんな心なしか生き生きしてるように見えて
私も嬉しくなってくる
"仲間に信頼されるってめちゃくちゃ嬉しい"
海「あなたー、コーチが呼んでるよ」
『わっ!ごめん、ちょっとボーッとしてた』
私は急いでコーチの元へ向かった
直「あー、悪い。今日ちょっと忙しいから夜ご飯1人で作るのをお願いしてもいいか?」
『大丈夫です!お任せください(^^)』
とは言ったものの…
流石に1人はキツいな、、
今日の昼に作り置きしといたのが不幸中の幸い
「「あなたさん!!」」
後ろから急に名前を呼ばれ、びっくりして振り返ると
目をキラキラ輝かせている犬岡くんと芝山くんがいた
犬「黒尾さんにあなたさんが1人だって聞いてきました!」
芝「なにか手伝えることはありますか?」
〜〜!!可愛いっっっ!!!
『ありがとう!!じゃあ犬岡くんはこの野菜洗ってもらってもいい?芝山くんはそのあと切ってほしい!』
「「了解ッス!」」
いい後輩を持ったとつくづく思う
私の同い年(テツ)とは大違いだわほんとに、、
あ、そうだ!
『2人とも手伝ってくれたから今日は唐揚げとオムライスにしよっか!』
そう言ったら2人の顔がみるみる輝いていく
実は私もオムライス好きなんだよね(作者)←
犬「マジっすか!ってかなんで俺らの好きな食べ物まで知ってるんスか!?」
『んー?この前2人が話してたときにちょっと聞こえたから!笑 手伝ってくれてるご褒美!』
犬岡と芝山があなたちゃんに惚れた瞬間でしたとさ
2人が手伝ってくれたおかげで無事時間内に料理が完成した
『2人ともありがとう助かった!』
芝「またなんかあったら言ってくださいね!」
可愛すぎるなコイツら、、照
山「おおー!今日は唐揚げの匂いがする!!」
犬「俺のリクエストです!!」
みんなが嬉しそうに自分のお皿に料理を取り分けていく
『あ、今日はデザートにアップルパイ用意しましたーーので、みんなご飯食べ終わったら冷蔵庫から1つずつ取ってねー』
みんなから歓声が上がる
チラッと研磨の方を見ると、いつもより割増でオムライスを掻き込んでいた
ほんとにアップルパイに目がないな、、笑
あ、そういえばお醤油きれてたっけ。
ついでに野菜とかも買い足したいな
よし、お風呂上がったら近くのスーパー行こっと
みんなが食べている中、私は昨日と大体同じ時間に浴場に向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。