第36話

嫉妬と過去(Ⅱ)
continuation of 黒尾side


及「あなたちゃんのこと、早く離したら?」





言われてみればそうかもしれない

俺は昔からあなたのことがずっと好きで

あなたのことをこれからも想い続けるけど



いつかあなたに好きな人が出来て

その好きな人が俺じゃなかったとしたら



幼なじみという型は邪魔でしかない


悔しいけど、及川徹の言う通りなのかもな










『…テツのこと悪く言うのはやめてよ!』




突然どんよりとした空気を切り裂くあなたの声





『テ、、テツは…っどんな時でも……私のことをいつも……気にかけて、、考えて…くれる人なっ、、の。』


及「でも、あなたの異変に気づいてなかったんだよ、、?」


『それでも!…今こうやって電話を……っかけてくれ、、るんだよ…だから……私の、大切な人のこと、、悪く言わない…で…ッ……』





バタン





黒「オイあなた…?あなた!!」


及「…こっちは大丈夫だから。で、君たちの泊まってるホテルの住所教えてくれない?」


夜「お、俺たちがそっちに行く!」


及「そんな時間のかかるようなことしたら、彼女の容体がもっと悪くなることくらいわかるよね?俺なら場所はわかるんだから」



黒「………わかった。」











俺と夜久は全部のグループ活動を秒で終わらせ
すぐ泊まってたホテルに直行した




部屋に入ると


あなたは気持ちよさそうに寝ていた




及川が送ってくれたんだろう




あなた






今度こそ俺が護るよ

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夜「なに朝っぱらからたそがれてんだよ!」

後ろから夜久にごつかれた


黒「いってえな!昔の思い出に浸ってただけですウ」

夜「思い出浸る余裕あんならレシーブやれよこのパニーニ!」


…コイツには情緒ってもんがねえのかよ

つーかさっきまで練習してたんだよこっちは




黒「そーいや今日、あなたと及川が会うらしい」


夜久の動きが止まる


黒「前から約束してたらしい。まーあのときあなた風邪だったから、俺らの電話でのやりとりとかほとんど覚えてないし?倒れた自分をホテルまで送ってくれた優しい人になっちまうんだよなあ」


夜「で、俺にどうしろって?」


黒「いーや別に?そろそろ俺も本気でいこうかなーなんて思ったり??」

俺は手をひらひらさせながら食堂に向かった



勿論、本気でいくって話は嘘じゃない
あの日あなたが言った言葉
たとえその時風邪で記憶がなかったとしても

俺が側にいる






夜久や研磨や及川じゃなくて




















俺が護るよ