[ 𝐿𝑂𝑉𝐸 27 *R, JK ]
― Jungkook Side ―
眼下に あなたのことを見下ろして
焦った表情を向ける彼女が
かわいくて
もう……その表情で僕は
止まれなくなるんだよ
待つ、なんて
できるはずがない
どういう意味?
ずっと抱かれ続けてくれるってこと?ㅎ
そういう意味ねㅎㅎㅎ
昨夜、遅くまで僕と電話してたし
今朝は 引越しのトラック来るの
早かったしね
もう 黙らせるみたいに
キスをして その唇を塞いだ
舌先で
あなたの唇をぐるりと一周
撫で回して
ほんの少しの隙間を くぐり抜けるように
口内へと舌を侵入させると
やわらかく受け入れてくれる
ゆっくり ゆっくり
舌で舌をなぞって 追いかけて
味わいながら 深く、交わる
苦しそうな吐息が漏れて
その声だって
僕の欲情をますます高めていく
…あなたのことを傷つけないために
彼女が僕とそうなること…
本当に大丈夫だって思えるまで…
我慢してた、最初の3ヶ月間がうそみたいに
僕たちは
会えたとき 時間が許す限り
身体を重ね合わせて
もう、知らないコトなんて
ないんじゃないかってくらいに
好きなところも 弱いところも
ちゃんとわかってる
唇を離したら
ふたりの粘膜同士を繋ぐ
透明な細い糸
離れがたいって 言ってるみたいだね?
急に 普通に会話し始める僕のことを
驚いたような表情をして見つめるあなた
今日は随分と、オーバーサイズな服、
着てるんだね?
昔の男の服、とかだったりしたら………
処分だね、即刻処分
それは、知ってるけど
僕が知りたいのは そこじゃなくて
…でも
こんなこと言ったら
重い?
嫉妬深い奴だって 思われる?
束縛とか…したくないしなぁ…
着るものに口出しなんて
本当はしたくないのに
そう言いながら僕は
その、Tシャツの中に潜り込んだ
インナーを何も着ていなくて
すぐに
すべすべの素肌に直接触れる
ふたつの膨らみに近づきながら
背中に手を差し込んで
下着の留め具を外した
緩んだブラをたくし上げて
露わになった綺麗な膨らみを
押し上げるようにしながら揉みしだく
気持ちよさそうな吐息が漏れたのを合図に
真ん中の蕾をそっと口に含んだ
服の中にいる僕の
動きが見えないから…ヤ、なの?
唇をすぼめて
蕾にちゅっちゅって吸い付くと
ビクッと身体が強張って
腰が浮き始める
爪で弾いて
指でクニクニと弄んで
舌先でもかわいがってあげるから
気持ちよくなってよ
ああ……だめだな
どんな表情してるのか、見たい
僕は 両手でむぎゅっと
胸を鷲掴みにして
強めに刺激を与えながら
ズボッ
あなたのTシャツのネック部分から
自分の頭を外へ出した
向かい合わせになったあなたが
気持ちよさの涙を目尻に浮かべながら
爆笑し始めた
愛おしいその人の瞳を見つめながら
唇を重ねる
ふたりで一緒に
Tシャツを着てる みたいな状況が
よほど可笑しいのか
クスクスと笑い声を上げながらも
僕の唇を啄んでくれるから
服の中の胸をふわり、揺らして
蕾をきゅっとひねって
僕の硬くなってるモノを
あなたのいいところに押し当てた
返事なんて 聞くまでもなく
あなたの オーバーサイズなTシャツの中から
僕が先に抜け出して
次にあなたのことも脱がせた
いいね
Tシャツって
じゃれ合う前戯に使えるんだㅎ
僕のこと、よくわかってるね?
そんな些細なことだって
僕を喜ばせてくれるんだから
いつも
君には敵わないんだよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。