あの日以降はいつもと同じ
夏目貴志とあの男の人………………
田沼要に色々聞かれるのを避けたり無視をしたりの生活
家に帰ればおじさんに殴られ蹴られる毎日
ただ変わったのはちょくちょく斑…………
ニャンコ先生と話をする事くらい
狐桜もニャンコ先生と話して楽しそう
この間はお酒を飲んで帰ってきた事もあった
遺品の友人帳は相変わらず使うことも無くそのまま持ったまま……………………
そのせいか妖に追いかけられたりもするけど大体は父に教わった武術でどうにか出来るくらい
狐桜から聞いたヒノエや三篠や他の妖の事を聞いたこともあるけれどまだ会うことは無い
いつか近いうちに会うことになるかもしれないと狐桜は言っていたけど……………………………………
そんな毎日を過ごし季節は夏になった
見知らぬ女の人がこちらに来る
2人の知り合いのようだった
また人が!!!
もういい加減にして!!!
そう思い走りながら学校から出る
ちょうど学校が終わった時だったから良かったのかもしれない
門のそばに狐桜がいたけど今は1人になりたいそう思いそのまま置いてきてしまった……………………………………
こうしてタキが狐桜を抱えオレがニャンコ先生を抱えあなたが住んでいる家の方へと歩き出す
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。