第4話

転校生
1,834
2021/08/14 15:42
西村
西村
夏目は女の子の方が良いだろ?




そう言われ目を覚ます




夏目貴志
夏目貴志
んっ………?
いやおれはどっちでも………


今日は転校生が来るのか…………


やけにこの学校は転校生が多いんだな


俺もそうだし田沼だってつい最近だったはずだ





西村
西村
何だよー夏目もかよ!
教師
教師
そこ!
うるさいぞ!
じゃあ入ってきてくれ!



ガラガラガラ



扉の開く音がしそこに目を向ける











そこに居たのは


夏目貴志
夏目貴志
(レイコさん!?)




おれの祖母

夏目レイコに似た少女だった







その子は黒板に名前を書く







"夏目あなた"



おれと同じ夏目







西村
西村
夏目!?
夏目の親戚か?
すっげー似てる!
夏目貴志
夏目貴志
いや
おれも知らない……
北本
北本
じゃあ偶然か?
にしては似てるよな?
教師
教師
静かにしろー
じゃあ夏目さんは夏目の後ろが空いてるからそこに座ってくれ


もしかしたらおれが知らないだけで母方の親戚が居たのかもしれない



そんなことを思っているうちに1限目が終わった






クラスメイト1
クラスメイト1
ねぇねぇ夏目さんて前はどこの学校に通ってたの?
クラスメイト2
クラスメイト2
夏目さん夏目君に凄く似てるね!
親戚なの?
クラスメイト3
クラスメイト3
なあ夏目さんは今どこで暮らしてるんだ?
クラスメイト4
クラスメイト4
夏目さんのこと沢山聞きたいんだー
西村
西村
すげー事になってるな
北本
北本
そりゃあそうだろ
しかも夏目だぜ?





おれも転校初日は色々聞かれたな




西村
西村
はいはーい!
おれも夏目さんに聞きたいことがあるんだー!!
(なまえ)
あなた
………さい……
クラスメイト1
クラスメイト1
え?
なになに?
(なまえ)
あなた
うるさい!
私はあなた達に興味はない!
好奇心だけで色々聞いてるなら嫌気がさすからほっといて!!!
クラスメイト2
クラスメイト2
なっ!?




周りから酷い・冷たいと騒がれている








それを聞いて昔のことを思い出す


おれも同じだった………………


最初は皆優しかった


でもおれが変な事をするから気味悪がって離れていった









彼女がもし視える人なら同じ気持ちなのかもしれない













その後の休み時間彼女の周りに人は誰も来なかった………………














放課後西村達と一緒に学校を出る


すると門のそばに白い小さなキツネがいた




西村
西村
何だ?
キツネか?
北本
北本
キツネにしては小さくないか?
夏目貴志
夏目貴志
白いキツネなんて珍しいな
狐桜
狐桜
ヴヴゥ(威嚇し
西村
西村
顔こわ!!!?
北本
北本
いっ行こうぜ
夏目貴志
夏目貴志
あっああ







小さい割には威嚇する姿は怖かった………………









西村達と別れて家に着いた









藤原塔子
藤原塔子
あら貴志くんおかえりなさい
夏目貴志
夏目貴志
ただいま塔子さん



自分の部屋に行き服を着替える


いつもならニャンコ先生がいるんだが今日はいない




藤原塔子
藤原塔子
貴志くーん
ニャン吉くん見てない?
夏目貴志
夏目貴志
ニャンコ先生ですか?
藤原塔子
藤原塔子
今日の朝からいないのよ~
夏目貴志
夏目貴志
じゃあおれその辺探してきます!





ニャンコ先生の行きそうな場所なら大体想像が着く








そうして森の中へ探しに行く












夏目貴志
夏目貴志
ニャンコ先生~


ガサガサッ





夏目貴志
夏目貴志
ニャンコ先生か?
ニャンコ先生
ニャンコ先生
夏目!
少しは静かにしろ!!
夏目貴志
夏目貴志
ニャンコ先生!!
朝から何処に行ってたんだ?
ニャンコ先生
ニャンコ先生
どうやらこの森に狐桜が帰ってきたと聞いてな
夏目貴志
夏目貴志
狐桜?
妖怪なのか?
ニャンコ先生
ニャンコ先生
ああ
だが狐桜は祓い屋の式になったと聞いていたのでな
他のやつが狐桜の名を騙ってるのではないかと探しているのだ



そして2人で森の中で狐桜を探し始めた






すると田沼に出会い話をしたら一緒に探してくれると言ってくれた





田沼要
田沼要
ぽんた
狐桜はどんな妖怪なんだ?
ニャンコ先生
ニャンコ先生
狐桜はキツネの妖だ
白い毛並みに9つの尾を持つ
だがその姿では人には見つかりやすいため小さいキツネの姿をしているのだ




小さいキツネ……?




夏目貴志
夏目貴志
それ門にいたやつかな?
ニャンコ先生
ニャンコ先生
何!?
見たのか夏目!?
夏目貴志
夏目貴志
ああ
学校の門で
ニャンコ先生
ニャンコ先生
何故そんな所に?
とりあえず行くぞ!!



そして3人で学校への道を歩く










歩いていると人の歩く音が聞こえそちらに目を向ける



向けた先には夏目あなたが居た



ニャンコ先生
ニャンコ先生
なんだあの娘
レイコに瓜二つだ……
田沼要
田沼要
あの子って夏目のクラスに来たっていう転校生か?
夏目貴志
夏目貴志
ああ
夏目あなたと名乗ってた
ニャンコ先生
ニャンコ先生
なんだ?
ではアイツもレイコの孫か?
夏目貴志
夏目貴志
おれにも分からない




そう言い3人であの子を見ていた







あの子の腕にさっきのキツネがいたのが見えた




夏目貴志
夏目貴志
せっ先生!!
あの子の腕にキツネが!
ニャンコ先生
ニャンコ先生
ニャンと!?
アイツは間違いなく狐桜だ!
田沼要
田沼要
あれが?
妖怪と言ってたが可愛いな…………
ニャンコ先生
ニャンコ先生
だが何故狐桜が…………
式になったはずではなかったのか?



























――――――――――――――――――――





















魅薇
魅薇
ここまで見てくださりありがとうございます(*´ω`*)


前半は~転校初日~とまんま同じなのでつまらなかったと思います!


ごめんね((((


次は森の中での出来事をあなたちゃん目線で進めます(´>∀<`)



お楽しみに(* ॑꒳ ॑* )











それでは









次回




第3話







森の中で








お楽しみに!!

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