第3話

彼の愛し方
1,219
2018/12/31 14:37
私はお風呂の中で考えた。
本当に私は彼女なのだろうか…。
一目惚れとは言われたけれど、好きとは言われてない。
私だってそう…好きって言ってない。。
彼を疑いたくはないけれど、気になってしまってしょうがなかった。

私はパジャマに着替え、タオルで髪の毛を拭きながら、リビングに向かった。

そこには、私のスマホを覗く彼の姿が、、
あなた
あなた
春馬くん!?!?
三浦春馬
三浦春馬
あ、早かったね。(笑)
彼は何も無かったかのようにスマホをテーブルに置いた。
あなた
あなた
な……何してたの?
私はスマホを開いた。
すると、連絡先は上司や先輩など仕事関係の人しか居なく、写真も無くなっていた。しかも男の人は全て。
まさか…束縛男子、?
三浦春馬
三浦春馬
あ、そうだ。さっき家からアイス持ってきたんだ。食べる?
あなた
あなた
春馬くんって…束縛男子?
すると、彼は真面目な顔で私を見つめる。
三浦春馬
三浦春馬
駄目?
たった2文字。その言葉がとても怖く感じた。
あなた
あなた
え…いや…写真ぐらい
その時彼に行き良いよく壁ドンされた。
あの恋愛映画で見る優しいものじゃなかった。

私よりはるかに背の高い彼。
見下されている感じがするような目付き。
三浦春馬
三浦春馬
僕と付き合うなら他の男の人なんか、見なくても良いでしょ?
普通の束縛男子だったら会社の人だって許さないでしょ?
あなた
あなた
そ…そうだけど。春馬くんさ!
三浦春馬
三浦春馬
あなたが好きだ。
初めて彼に言われた。言って欲しかった。
でも、私は彼の腕の間から抜け出た。
あなた
あなた
会って1日の人と付き合った私が悪いと思う。
だけど、春馬くんは…ちゃんとした人だとおもってた…
何故か分からなかった。
最初は束縛男子だろうと元ヤクザだっただろうと、彼のことは好きなのに…。
今は…本気で好きとは言えなかった。
三浦春馬
三浦春馬
あなた…?
僕は…おかしい?しっかりしてない?
あなた
あなた
私…まだちゃんと春馬くんの事…
三浦春馬
三浦春馬
そっか。ごめんね……
春馬くんはキッチンに行って水を飲む。
あなた
あなた
は…春馬くん。
三浦春馬
三浦春馬
ん?
いつもの笑顔で見つめてくる。
あなた
あなた
春馬くんは…私の彼氏なんだよね……?
三浦春馬
三浦春馬
僕はそう思ってる。
あなた
あなた
明日、土曜日だから…どこか行かない?
三浦春馬
三浦春馬
え?良いの?……今嫌われたのかと思った。
あなた
あなた
ううん。嫌った訳じゃ無いの。
春馬くんの全て知りたいなって思って
三浦春馬
三浦春馬
そっか…ありがとう。
本当に優しい…あなた
彼は私を優しく抱きしめた。
すると、耳元から鼻のすすりが聞こえてきた。
あなた
あなた
え?春馬くん…?
三浦春馬
三浦春馬
ごめん…。色々隠してたのに…あなたは全部許してくれる。嬉しいよ…
彼の初めての涙。
そんな彼を抱きしめてあげた。
あなた
あなた
春馬くん。全部受け止めるから…。
だから隠さないで……
三浦春馬
三浦春馬
あなた……ありがとう。
彼の優しい唇が私の唇に触れた。
とても優しいキスだった。


そんな彼とひとつのベッドで眠った。
隣で眠る優しい顔の彼を眺めながら眠りについた。

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