第6話

ご挨拶
1,039
2019/01/02 02:56
そして、とうとう両親が家に来る日。
春馬くんはスーツ姿で、座っていた。
あなた
あなた
緊張…してる?
三浦春馬
三浦春馬
それはそうだよ。(笑)
しばらくして両親が家にやって来た。
「あんた、こんな良いマンションに住んで」
あなた
あなた
そんな事無いよ…(笑)
そして、両親と春馬くんが対面する。
三浦春馬
三浦春馬
初めまして、あなたの彼氏の三浦春馬と言います。
すると、お母さんは
「あら、別れたの?あの彼氏は」
あなた
あなた
うん…ちょっと合わなくて。ごめん…言ってなくて。
「別に良いのよ。でもこんな文句無しイケメン良く見つけたわねぇ、お父さん」

「そうだなぁ」
三浦春馬
三浦春馬
ありがとうございます。
私はお茶を出すと、両親と春馬くんで話が盛り上がっていた。
しばらくすると、お母さんが
「付き合ってまだ経ってないけど…結婚とか…考えてたり?」
三浦春馬
三浦春馬
勿論です。
「そう。なら良かった。ねぇ?」

「まぁ…でもなぁ…また別れるかもしれんぞ?」
三浦春馬
三浦春馬
いえ。僕こう見えてあなたさんの事しか見えてないので(笑)
「あら、嬉しいわね(笑)」

「あなたの事宜しく頼むぞ」
三浦春馬
三浦春馬
はい。こちらこそ
「そうだ。三浦さんのご両親は…」
その時春馬くんの言葉が止まった。
あなた
あなた
ちょっと…お母さん
「あ…ダメだったかしら?」
三浦春馬
三浦春馬
いえ。ちゃんと話しておく事なので。
僕の父親はまだ現役のヤクザです。母は専業主婦で、働いた事が無いです。
私も初耳だった。勿論それを聞いた親は…

「ヤクザ…?」

「てことは君…」
三浦春馬
三浦春馬
はい。僕も元ヤクザの組長でした。
でももう、足を洗った身ですし…
「お父さん…」

「すまんが…結婚は考えないで欲しい。」
あなた
あなた
お父さん…?!
「あなた…お前も知っていて付き合っていたのか」
あなた
あなた
そうだよ…
「お前…ヤクザに何をされたのか分かっているのか?そんな奴らと同じような」
あなた
あなた
違う!あの人達とは…違う。春馬くんは優しいの。
「あなた!…結婚はやめなさい。」
三浦春馬
三浦春馬
お父さん…あなたさんに何が?
「あなたはな、ヤクザに誘拐されて、ボロボロの状態で帰って来た。その時からあなたは男の人が苦手になったんだ。俺らはその時からヤクザに恨みを持っているんだ…すまないね」
三浦春馬
三浦春馬
ちなみに…そのヤクザとは…
「滝谷…滝川組だったか…?」
あなた
あなた
お父さん!もう…やめて!
三浦春馬
三浦春馬
滝川組…!?
「なんだ、知っているのか。まぁ当然だろうけど、ちなみにその誘拐した犯人は確か…」
三浦春馬
三浦春馬
それ、僕の部下です。
あなた
あなた
春馬くん…
「な…!?何故止めなかった!!そんな奴のボスなんかと付き合うな!今すぐ別れろ!」
そのまま父は出て行ってしまった。
「ごめんなさいね。お父さんすぐカッてしちゃうから。でも…あなた。今回は私はお父さんと同意見よ。」
お母さんも父を追って出て行ってしまった。
あなた
あなた
春馬くんごめんなさい。
三浦春馬
三浦春馬
ううん。だろうと、思ってたから
あなた
あなた
え?
三浦春馬
三浦春馬
ヤクザって言っただけで、女の人にも振られて、付き合えても結婚なんて無理だった。
あなた
あなた
春馬くん…
三浦春馬
三浦春馬
でも、今回は諦めないから。
あなたの事はもう離さない…
春馬くんは私をゆっくりと抱きしめた。
あなた
あなた
春馬くん…本当にごめんね。
私も隠し事してて…
三浦春馬
三浦春馬
いや…その事は本当にごめん。
俺もそいつが捕まるまで気づかなかったんだ。
本当に……ごめん
あなた
あなた
春馬くんは悪くないんだから…私は春馬くんが好き。
私は両親をなんとかまた家に居れた。
三浦春馬
三浦春馬
お父さん。確かに娘さんの彼氏が元ヤクザなんて聞いたら誰もが反対する事は当たり前の事です。ですが…僕は…あなたさんの事は諦める事は出来ないんです。
「お父さん、こんなに思って下さってるのよ?私はもう良いと思うんだけど…」

「話は終わりか…」
三浦春馬
三浦春馬
お父さん…僕はあなたさんの為なら親と縁切ります。
あなた
あなた
春馬くん…?!
「ちょ…お父さん!」

「だったら縁切って来い。今日はもう帰る」
お母さんは春馬くんに謝り、二人とも帰っていってしまった。
あなた
あなた
春馬くん…ごめん。本当にごめんね!
三浦春馬
三浦春馬
あなた…もう謝らないで、明日僕も両親と話に行くから。
あなた
あなた
私も行く…!
三浦春馬
三浦春馬
え?
あなた
あなた
ちゃんと…私からも挨拶しないと…
三浦春馬
三浦春馬
そっか。ありがとう。
その日は明日の緊張でよく眠れなかった。
春馬くんも眠れなかったみたいで、私達は抱きしめあって眠りについた。

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