潤side
久しぶりの俺side。
作者が書くの大変らしくて、ごめんね?
……と、まぁメタ発言はここまでにしておいて
翔くんの妹、改め、あなたちゃんが風邪をひいたらしく看病を任された嵐の松本潤です。
翔くんからの情報によると、昨日の夜の時点で37.4℃、今朝になって37.7℃になったそうだ。
きっと勝利のをもらったのだろうが、そこまで広めないでほしいと彼女は言うだろう。
仮にバレた時は「昨日、頑張りすぎたから珍しく知恵熱出ちゃった」なんてバレバレな嘘をつくはずだ。
部屋の扉をノックして入るとベッドで寝ているあなたちゃん。
もちろん、マスクをしっかり着けたよ。
色白の肌が赤くなってて、いかにも熱を出した事が分かりやすい。
ベッドサイドの引き出しに薬が入っていることを聞いていたため、引き出しを開けると数種類の薬が入っていたが、仕切りで区別されているため分かりやすい。
ベッドサイドでは加湿器が部屋の湿度をあげようと稼働していた。
喉が弱いと聞いていたため、喉の痛みが和らぐように蜂蜜のお湯割りをお昼ごはんと一緒に持っていこうと思った。
キッチンでお粥を作る。あなたちゃんは塩がゆが好みらしいから、塩がゆを作る。
時計を見るとお昼時。
お粥が入った小さな土鍋と、湯のみに蜂蜜とお湯を入れてよく混ぜた蜂蜜のお湯割りをお盆に置いてあなたちゃんの部屋に行く。
扉をノックして入ると、体を起こしているあなたちゃんがいた。
茶碗にお粥を入れてあなたちゃんに渡すと受け取って火傷をしないように気をつけながら食べる。
そう言って笑ったあと、彼女はお粥を完食してくれた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!