第38話

正座*
1,229
2020/04/05 05:30
風磨side



仕事から帰ってリビングに着いたら立っている翔くん。














そして2mほど離れたところにちょこんと正座をする勝利とあなたちゃん。





ただ事ではないと感じた俺は静かにその場を去ろうとするが……………
櫻井翔
風磨、おかえり。
翔くんに見つかってしまった…!!
菊池風磨
お、お疲れ様です。
返事を返すと俺の方を向く2人。







今の2人に俺はどのように映っているのだろうか。




ただこの2人の雰囲気から俺はデジャブを感じた。
佐藤勝利
…………………
あなた
……………………
この空間にいるのは耐えられない。



でも理由をつけて部屋に戻ろうにも、部屋に戻る理由がない。
櫻井翔
何であなたは勝利の膝で寝ていたのかな…?
翔くんの言葉に肩を揺らす2人。



息がピッタリだ。笑
佐藤勝利
い、いや……あの………
櫻井翔
問答無用!!
勝利が言おうとしたのを黙らせる翔くん。




そして2人に何か言っている。




本当に過保護だと感じた。














でもこんな翔くんを見たのはあなたちゃんが来てからだ。



いつもは後輩にとっても親切なのに、あなたちゃんが絡むだけでこうも過保護になる。



嵐兄さんからしたらいつもの事かもしれないが、こんな翔くんは見たことがなかった。



新鮮だった。




俺にも妹がいるが、俺が翔くんと同じようにしたって余計によそよそしくなるだろう。




きっと俺たち以外は知らない翔くんの素顔だと思う。
菊池風磨
お話中、失礼します。


翔くん、俺ごはんの支度しますね。
櫻井翔
え、あ………


もうそんな時間か…?
俺が話しかけると、時計を確認する翔くん。



夜ごはんの支度する時間が迫っていた。
櫻井翔
じゃあ、これでお話はおしまい!



解散っ!
翔くんの合図で足を楽にする2人。
あなた
痺れた〜!!
佐藤勝利
翔くんに初めて怒られた…
それぞれ感想を言い合う中、翔くんは話が聞けてご機嫌なのか鼻歌を歌いながら夜ごはんの支度をしていた。
作者
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234件のハート、ありがとうございます💖💖



ガルボのチーズタルト味がとても美味しすぎて、ついついたくさん食べてしまう作者です。


この時期のチョコは美味しいですよね!



皆さんは何味がお好きですか?( ˙꒳​˙ )

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