第14話

微睡み*
1,955
2020/03/12 12:56
風磨side

あなたちゃんの歓迎会の後、自室に戻り明日の支度を済ませ寝ようとしたが横になってもなかなか寝つけず、微睡んでいた。


体を起こして、リビングに行きホットミルクを飲むことにした。
菊池風磨
……あちちっ。


ふー……


ふー……



………ふーちゃん。
熱すぎて冷ましながら少しふざけていたら、視線を感じた。


後ろを振り返るとあなたちゃんがいた。
菊池風磨
今の……


聞こえた?
あなた
………ごめんなさい。
どうやら聞かれていたらしい。





………終わった。
菊池風磨
どしたの、あなたちゃん。
あなた
眠りが浅かったようで、起きてしまいました。
話を変えるべく、あなたちゃんに問いかける。



どうやら、変な時間に目覚めてしまったらしい。
菊池風磨
そっか。


ホットミルク飲む?
あなた
すみません。


牛乳は飲めないので白湯にします。
キッチンに立ち、マグカップにポットのお湯を入れる。


俺が座っているソファーに少し間を空けて座った。


マグカップを両手で持ち、ふーふーして白湯を飲んでいる。
菊池風磨
ここでの生活、慣れそう?
沈黙が続いたため、話題を振ってみる。
あなた
慣れるかな?って感じです。



今まで兄以外は基本的にテレビの向こう側の存在だったので……


もちろん、兄も遠い存在ですが……
菊池風磨
だったらさ………



俺を第二の兄だと思っていいよ。
あなた
えっ……?
うつむき加減で話すあなたちゃん。


そんなあなたちゃんの役に立ちたかった。


気づけばそんなことを口走っていた。


俺の方を見てぽかんとしている。
菊池風磨
あ………


兄貴……じゃなくて、翔くんに話しづらいことも歳の近い俺にだったら話せるんじゃないかな〜って思ったんだけど………


ごめん、今のは忘れて。笑
あなた
風磨くん、そんなことを考えてくれていたんですね。


ありがとうございます。


その気持ちだけで十分です。
俺が弁解すると、あなたちゃんは柔らかく笑ってお礼を言った。


笑うと涙袋がぷっくり膨らむところとか兄貴にそっくり。


その後も他愛もない話をしていて、いつの間にかソファーに座っていた俺たちの距離感はどんどん縮まっていった。
菊池風磨
あなたちゃん、もう寝に行く…?
あなた
…………………………
尋ねても返事がない。



あなたちゃんの方を見ると、俺の服をきゅっと掴んで寝ていた。
菊池風磨
寝ちゃったか……


兄貴の部屋に連れて行っても兄貴を起こしちゃったら申し訳ないからな。。


俺のベッドに寝かせればいいか。
抱っこして自室に戻る。






ベッドにあなたちゃんを寝かせようとしたが服を掴んで離さない。





無理に離そうとすると起きてしまいそうになる。
菊池風磨
あなたちゃん、服!!


離して!!
あなた
………………………………
諦めた俺はあなたちゃんの隣に寝る。





誤解されないように早く起きなきゃと思いながら目を閉じた。
作者
18件のお気に入り登録、



18件のハート、ありがとうございます😂😂






次の話に行く前に少し作者のことについてここで話させていただきます。


作者、あなたちゃんと同じく勝利くんと同い歳です。
大卒の社会人一年目ですが、日中も作品を投稿しているのは理由があります。


実は作者、現在休職中です。
診断名はうつ病です。
前回受診時に主治医から「症状が悪化してる」と言われていました。
眠剤を含む色々な薬を飲んでいて、働いていた時よりも外に出るのが億劫になっていたり、中途覚醒で夜中に目覚めてしまうなど様々な症状が出ています。
気分も一日の中で波があり、活動的になれる時と活動できない時があります。


作品を投稿したきっかけは、自分の気分転換になればと思って始めましたが、今では多くの方がお気に入り登録やハートで応援してくださっていることに大変感謝しております😭😭😭


突然こんなことを書いてしまい、すみません。。


更新が多い日、少ない日、更新しない日もあると思います。
それでも日頃頑張っている皆さんの息抜きとしてこの作品を投稿できるよう、努めていきたいと思います。


ここまでの長文を読んでいただき、本当にありがとうございます!



最後になりますが、あなたちゃんのお部屋を嵐のフロアにするか、Sexy Zoneのフロアにするかのコメント〆切は14日の15時までとさせていただきます。

その他、作者に関するコメントも記入してくださればとても嬉しいです🥺
これからもよろしくお願いします!

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